先週に続いて、またもWiiの話題。先週もちょっと話題に出した「Wiiスポーツ リゾート」は、この週末に我が家にやってきました。どうするか悩んでいた入手方法は、結局中古で購入することに。ソフト単品が2,980円、Wiiモーションプラスは1個980円で売られていました。
「Wiiスポーツリゾート」の新品には、ソフト単品という供給形態がありません。Wiiモーションプラスか、Wiiリモコンプラスとセットで販売されています。ひととおり遊んだ人たちが、これら付属ハードのみを手元に残した状態で、ソフトだけを中古屋に買い取ってもらったんでしょうね。ソフトのケースには「セット用内箱」と記載されています。
しかし、「Wiiスポーツリゾート」は、WiiモーションプラスかWiiリモコンプラスを使わなくては遊べないソフトです。どちらを選ぶか?という話になりますが、私は前者を選択しました。もともとWiiリモコンを2個持っているので、追加投資が少なくなる方…という点もありますが、もう一つ理由になったのは、こちらの方が使いやすそうな気がしたこと。
最初からWiiモーションプラスの機能が内蔵されたWiiリモコンプラスの方がスマートなのかも知れませんが、手の大きい私には、3cmほど長くなるWiiモーションプラス付きのリモコンの方が持ちやすいですね。特に「Wiiスポーツリゾート」はリモコンを両手で持って遊ぶゲームが多いので、私に限らずリモコンが長くなることはプラスになるかも知れません。
今月下旬から、Wii本体に「Wiiスポーツリゾート」が添付されることになったそうです。既に、Wii本体にセットされるリモコンはWiiリモコンプラスになっています。今回のスタイルで入手できるのも、時期的に限界が近づいているかも知れません。
「Wiiスポーツリゾート」には、その名の通りリゾートをテーマにした、12のスポーツを題材にしたゲームが収められています。Wiiと同時に登場して、Wiiリモコンの魅力を存分に伝える働きを見せたキラーソフト・「Wii Sports」の名前を引き継ぎ、本体同梱ソフトとしてWiiの世界を伝える役割を担います。
ちなみに、このゲームのために拡張されたWiiモーションプラス(とWiiリモコンプラス)には、ジャイロセンサーが内蔵されています。Wiiリモコンの加速度センサーだけでは検知しきれなかった、よりデリケートな動きを読み取ります。
Wiiスポーツリゾートに収録されたゲームの中で、私が気になっていたゲームが2つあります。ひとつはアーチェリー。高校から大学までの間、10年近くをアーチェリー部で過ごしましたから、この競技は単なる遊び以上の存在です。
そして、もうひとつはピンポン。実は、卓球も私にとっては非常に身近な競技です。最初は母に教わって、ダイニングテーブルを卓球台に見立てて遊んだこともありました。大学では、体育の授業で卓球を選択して1年間取り組みました。しかし、一番本格的に触れたのは社会人になってから。職場で卓球に熱心に取り組んでいる上司の多かった時期があり、みっちりと基本からたたき直されました。高速ラリーもスマッシュも身につきましたし、カットでスピンをコントロールするのもかなり思い通りにできるようになりました。
どちらもリアルな競技をかなり知り尽くした状態でゲームに触れることになります。これは、Wii Sportsのテニスや野球、ボウリングも同じことだったんですが、現実世界での勘をどこまでゲームで生かせるのかが気になっていました。
ちなみに、手首の微妙なひねりの動きがボールの軌道に反映されるピンポンも、弓を支えた状態でゆっくりと腕のぶれを抑え込みながら的を狙うアーチェリーも、加速度センサーだけでは難しかった、ジャイロセンサーの能力を十分に活用できているゲームと言えそうです。
結論から言えば、アーチェリーもピンポンも、実際の競技の動作をかなり上手に取り入れたゲームになっています。ただ、もう一つ言えるのは、どうしてもリアル世界とは違う部分があること。そして、これが原因で、ゲームの中では微妙な感覚のずれで面食らいます。
アーチェリーは、Wiiリモコン本体を弓に、接続したヌンチャクを弦に見立てて引き絞り、押した状態のZボタンを放すことで発射します。「放す」=「発射」というアクションも含め、この身体の動き自体は実に特徴をうまく捉えているんですが、最大の違いは弦を引く力が全くかからないこと。競技用の弓なら、100~200N(約10~20kg重)くらいの力で引く必要があります。
実は、力がかかっていることでバランスがとれて姿勢が定まる面もあり、このままでは意外に狙いを定めにくいんです。何度か撃ってはみましたが、未だにこの「エアアーチェリー」的感覚には慣れません。
ピンポンの場合、普通にWiiリモコンを握って振ると、シェイクハンド型のラケットに近い状態になります。テニスのラケットに近いスタイルで、バックハンドが打ちやすいんですが、私の場合、親指と人差し指で挟むようにしてつまむペンホルダー型のラケットでずっとプレイしてきたので、どうもこのスタイルには慣れません。
そこで、Wiiリモコンを実際のペンホルダーと同様に2本の指で挟み込むようにして握ると、これが実にしっくり来ます。それこそスピンもかけ放題です。
しかし、ゲーム内では、身体の正面でラケットを差し出すようにして打ち返す、いわゆる「突っつき」の動作をうまく認識してくれないようで、つい身体が突っつきの反応をして空振りになってしまう…ということがしばしば起きます。おかげで、ピンポンではなかなか勝てません。ゲームの世界に慣れるしかないんですが…。
「Wii Sports」にも収録されていたゴルフやボウリングも、さらに動きのリアリティが上がっているようです。他にも、いろいろと楽しいゲームが収録されています。これさえあれば、当分は飽きることがなさそうです。それどころか、Wiiというゲーム機のライフサイクルとして、これが最後のソフトになりそうな感覚もあります。
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