SSK Worldでもときどき名前が登場する、日本語入力システムのATOK(えいとっく)。現在は、月々300円でパソコン用の最新版のATOKが常時使える月額版サービスを利用しているほか、愛用の携帯電話・F-03BにもATOKが採用されています。
このたび、月額版のサービスがリニューアルされ、「ATOK Passport」になることが発表されました。従来用意されていたWindows版、Mac版にAndroid版のATOKも加えて、合計10台までの端末でATOKを利用できます。しかもお値段は変わらず月々300円と良心的です。
ATOK for Androidは、定評の高い一発変換精度、携帯電話版で大活躍している予測変換はそのままに、タッチパネルでの入力を考え抜いた新機軸も搭載しているようです。実際に使ったことはほとんどなく、そもそもAndroid環境の文字入力自体不慣れなのでよくわからないんですが、日本語入力のプロフェッショナルらしい作り込みに期待したくなります。
買い切り仕様のATOK for Androidは1,500円。Androidでしか使わないのなら、常時最新版へのアップデートが用意される月額版とどっちがお得かは微妙なところですが、この値段でパソコンでも常に最新版が使えるとなれば、なかなか魅力的な価格設定ではないかと思います。
一方、パソコンで月額版を利用している方でも、10台の利用枠を使い切っている方はなかなかいないでしょうから、追加投資ゼロでAndroidでもATOKが使えるとなれば、これまた魅力的です。最近は、ATOKが標準で採用されているAndroidスマートフォンも結構多いので、どのくらいの方が対象になるのかはわかりませんけどね。
あとは、パソコン版とAndroid版で学習履歴や単語登録などもクラウド経由で同期する…なんてことになれば最強なんですが、そこまでやってくれるのかどうか。既にパソコン版では複数台の間で環境を同期するATOK Syncがありますから、もう一工夫で実現しそうではあります。
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