前夜までさんざん悩み、結局実物を見なくては始まらない!と開き直った私。ドコモショップの開店時間を待って、足を運んでみました。さすがに発売から10日以上が経ち、ドコモショップの店頭にもARROWS X LTE F-05Dの実働デモ機が展示されていました。20分ほどの待ち時間があったので、ここで、前日に弟・ささっちから仕込まれた「サクサク化」を実行してみました。
まずは一度電源を切って再起動。その後で、メニュー画面を標準で設定されているdocomo Palette UIからAndroid標準のランチャーに切り替えてみました。F-05Dには、この2種類に富士通独自のNX! comfort UIも加えた3種類のUIがインストールされていて、これらの中から環境を選ぶことができます。
3種類を触り比べてみての私の結論は、「docomo Palette UIは重い」。そして、他の2つは十二分に「サクサク」と呼んで良いレベルで指の動きに追従します。これならストレスも感じなさそうです。私の迷いは十分解消できました。もっとも、他の端末と比較するとスムーズさに欠けることは間違いないのでしょうから、何らかの改善は期待したいところです。
そんなわけで、私の元にやって来た初のスマートフォンは、当初の予定通りのF-05Dとなりました。これまで使っていたF-03Bは、「下取りで5,000ポイント」のオンラインクーポンがあったのでドコモショップに置いてきてしまいましたから、大きさ比較は先々代のN905iμが相手になりますが、投影面積は二回りほど大きく、そして十分衝撃的に薄かったN905iμよりもさらに薄くなっています。
もっとも、大きいと感じるのはガラケーとの比較だからであって、4.3型ハイビジョン解像度の大型画面を装備し、数々の機能を詰め込んだハイエンド機としては、劇的に小さくて薄くて軽いと言えるでしょう。私の大きめの手なら、すっぽり収まります。左手に持ったまま左手の親指で操作するのも、隅から隅まで移動するとなると握り直す必要はあるものの、何とか大丈夫そうです。
先にも触れたとおり、操作性については十分にスマートで、今のところ不満はありません。各所で話題になっているバッテリーのスタミナについては、最初のいじりまくっている状態では減りが早いのは当たり前。ちゃんと評価できるのは、もう少し落ち着いて使えるようになってからでしょう。
バッテリーと言えば、キャンペーンの一環として、外出先でもF-05Dを充電できる純正品のポケットチャージャー01がおまけに付いてきました。2,500mAhの充電式リチウムイオン電池で、1,400mAhのF-05Dのバッテリーは1回半くらい充電できることになります。単3乾電池2本分よりは一回り大きい程度のサイズで、鞄に忍ばせておく分にはそれほど苦にならなさそうです。実際にお世話になることも少なからずあるかも知れません。
機能、性能などに対する評価や使い勝手については、いろいろと試してみながら随時報告していこうかと思っていますが、一つだけ重要な話をしておきましょう。自宅周辺でXiのサービスが始まるのは「2月末までに」とアナウンスされていたんですが、自宅の中でも既にXiの電波が拾えるようです。通知領域には「LTE」の表示が出ています。
ただし、家の奥の方に入ると表示はすぐに「3G」に切り替わります。Xi電波はそれほど強くないようです。LTEと3Gが頻繁に切り替わるような状況だと、バッテリーの使用量は特に大きくなりそうな気がします。どちらかを強制的に無効にできると良いんですが、NTTドコモのXi対応端末は全て、それができる仕組みにはなっていません。何とも悩ましいところです。
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