第九演奏会に出掛けたときに、浜松駅前のビックカメラに立ち寄ってみましたが、ARROWS X LTE F-05Dの実働機はここにもありませんでした。おそらくこの調子では、普通の店舗にはどこにもない状態なのでしょう。
店員さんに、まだ実働機が出てこないようだけど本当に大丈夫なの?と話を振ってみました。発売日が正式に決まるまで入ってこないことが多いのでこんなものだ…と、さほど問題視はしていない返事が返ってきたあとで、「バッテリーの持ちがひどく悪いらしいので、私はおすすめしません」というコメントが付け加えられました。
Xi対応端末は、FOMAのみ対応の端末よりも電力消費が大きいとされ、この冬モデルのXi対応4機種の中では、F-05Dのバッテリー容量が最も小さいのだそうです。しかし、カタログに記載された連続待受時間や連続通話時間では、F-05Dの数値が他より目立って低いようには見えませんし、実機のロードテストで使い物にならないほどひどい結果が出たという話も、私はまだ聞いたことがありません。
バッテリーライフはもちろん電池容量にも比例するわけですが、ハードウェア設計やソフトウェア制御に負う部分も大きくなります。現在ある情報だけで、バッテリーの持ちが悪いと断言するのは、ちょっと早計に過ぎるような気がします。IT関連のライターの皆さんでも、せいぜい「不安の種」程度のコメントしかしていませんね。
バッテリーで重要なのは、より長く持つという相対的な評価よりも、必要としている時間動作させられるかどうか?という絶対的評価だと思っています。持ち歩くことを考慮すれば、必要以上長く動かすためのバッテリーを搭載していても、重量を重くするだけのマイナス要素です。問題なのは、F-05Dのバッテリーが最も小さいことではなく、そのバッテリーがまる一日動作させるのに十分な容量かどうか。帰宅したら充電できるわけですからね。
バッテリーの消費量は、機器の運用方法や設定にも大きく影響されます。もしかすると、F-05Dでも頭を使った我慢の運用を迫られるかも知れません。まあ、これまでレッツノートでも経験してきたことですし、それほど苦痛には思っていませんし、むしろ鍛え甲斐があると楽しみにしています。
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