「東日本大震災復興支援」を銘打って、グリーンジャンボ宝くじが発売されています。宝くじとしては史上最高額となる、1等・前後賞合わせて5億円が当たるかも知れません。「宝くじなんて当たらないよ」ともよく言われますが、少なくとも一つ言えるのは、買わないことには当たらない…ということ。とりあえず、今回も夢を見る権利だけは買っておきました。当選したら、マイホームの資金にしたいですね。
そのマイホームの資金なんですが、住宅ローンというのは莫大な資金を融資してもらうことですから、普段はあまり馴染みのないような書類の提出を求められることがあります。先日は、金融機関に提出するための書類として、平成23年度分および平成22年度分の所得証明書を用意することになりました。
所得証明書は、その名の通り所得額を証明してもらうためのもので、市町村が発行します。基準となるのは課税年度なので、「平成23年度」という場合には平成22年を対象として、年間の収入額と、経費等を差し引いた課税対象となる所得額が記載されています。それにしても、1年前だけではなくもう1年遡って提出を求められるあたりが、さすが住宅ローンです。
浜松市の場合、所得証明書は区役所で申請すると発行してもらえます。さらに、印鑑登録の時に発行される「市民カード」という磁気カードを持っていれば、休日でも戸籍や住民票などと同様に自動発行機で発行してもらえるようになっています。ちなみに、自動発行機では、カードを挿入し、4ケタの暗証番号を入力したあとに、指紋認証を求められます。本人確認には気を遣っているんですね。
平成23年度分、平成22年度分ともに、自動発行機で発行してもらえるようになっているので、土曜日に区役所に足を運び、発行してもらうことにしました。しかし、平成23年度分はあっさりと出てきたものの、平成22年度分を発行することができません。発行機の画面には「発行されない場合はカードが戻ります。窓口に問い合わせてください」と表示されるんですが、土曜日では窓口は開いていないので問い合わせようがありません。
しばらく発行機の前で頭を捻っているうちに気がつきました。平成22年度分の所得証明書は、平成21年分の所得について証明する書類で、平成22年1月1日時点の居住地の市町村役場が発行します。私が下田から浜松に戻ってきたのは平成22年の4月。ということは、この時点では住所はまだ下田市だったわけで、この証明書は浜松市役所ではなく下田市役所に請求しなくてはなりません。それにしても、あれからまだ2年経っていないとは。もうずいぶん昔のことのような感覚です。
納得して区役所から帰宅した私。しかし、今度は下田市役所に所得証明書を請求しなくてはなりません。下田市役所のWebサイトを見ると、所得証明書は郵送で請求できることが説明されています。交付申請書はPDFファイルで提供されているので、これを印刷して必要事項を書けば出来上がり。あとは80円切手を貼った返信用封筒と、300円分の定額小為替を準備して同封します。
定額小為替は、手数料などを郵送で送るためにしばしば使われる方法ですよね。現金を直接普通の郵便で送ってはいけないことになっているので、代わりに郵便局で証書を発行してもらい、これを送ります。受け取った側では、郵便局でこの証書を現金に引き替えることが出来ます。
土曜日でも、大きな郵便局の時間外窓口は開いていますから、そこで定額小為替を発行してもらおう!ということで足を運びました。しかし、窓口で話してみたところ、ここでは発行してもらえないのだとか。定額小為替はゆうちょ銀行の窓口で発行されるもので、銀行が開いている平日の昼間でなくては発行できないのだそうです。確かに、定額小為替の説明は、日本郵便や郵便局ではなくゆうちょ銀行のWebサイトに書かれています。
国の事業であった頃から、郵便局の窓口はちゃんと郵便と貯金とで分かれていたはずなんですが、利用する私たちからすると、どちらも同じ「郵便局」なんですよね。民営化により各事業が分社化され、さらに区切りは明確になったはずなんですが、意外にどこからがどちらの事業なのかは意識していないものです。
週明けに郵便局で定額小為替を発行してもらい、その場で下田市役所宛の封筒に収めて封をして、速達で送ろうかと思っています。ちょっと職場にはお休みをいただかなくてはなりませんが、面倒な手続きは早めに片付けてしまいたいところです。
私自身も土日休業の仕事をしている身ですから、贅沢を言ってはいけないのも理解していますし、自動発行機のように便利になってきている面もあるわけですが、思った通りに手続きが進まないのは、やはり少々ストレスが溜まりますね。まあ、言っても仕方ありませんし、落ち着いて一歩一歩進んでいきましょう。
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