昨日は、ちょっと久しぶりにBESS浜松展示場に足を運びました。先日もお話ししたとおり、家造りに向けての打ち合わせも最近はほとんど無かったんですが、今回は書類の記載や提出等が必要になったため、伺うことになりました。済ませようとすれば郵送でも済むのかも知れないんですが、展示場に行かない日々が続くのも何だか寂しい…というのが本音だったりします。
先月下旬から今月にかけては、簡単な確認事項が二つ三つ程度メールで行き交ったくらいで、ほとんど連絡らしい連絡すらしていなかったんですが、かといって家造りに向けての作業が停滞しているわけでは無く、この間にもいろいろな面で進展がありました。このあたりの報告を伺うのも、大事な目的の一つでした。
まずひとつ目の大きな動きは、ようやく我が家の土地の形状が確定したこと。先日もちょっと話題にしましたが、私の購入した土地は分筆が必要で、実際にはまだ境界の測量も済んでいなかったため、私の取り交わした土地の売買契約書には、地番の部分に「○○番地の一部」「○○平方メートルになるように分筆」などの記載がありました。この境界を画定するための作業が、先月から行われていました。
そもそも、どうしてこんなことが必要だったのか?というと、市街地縁辺集落制度の適用基準として、「一区画あたりの面積は200平方メートル以上500平方メートル未満」というのがあるから。隣接した2区画の両方でこの条件を満たすために、土地区画を切り直さなくてはならなかったのだそうですね。まあ、私にとっても必要な土地の広さを確保するためには必要だったんですが。
この日は、測量結果を示した地積測量図、これを元に実際に分筆した後の登記簿と公図、そして隣接地の所有者との間で境界を確認した境界確定図の写しをいただきました。「隣接地の所有者」と書いてしまうと簡単なんですが、実はこれが結構面倒。隣の所有者が個人ならまだましで、私の土地の場合は市道に面しているために浜松市と、そして二級河川の河川敷とも接しているため静岡県とも立ち会いが必要になったのだそうです。時間のかかった最大の要因は、これら「お役所」とのやり取りだったようですね。境界確定図には、それぞれ市長と知事の角印が押してありました。
これまでは、図面上でも土地の形は仮のものだったんですが、これで正確な土地の形状を図面に反映できるようになります。近々、修正を加えた図面をいただける予定です。図面を測量結果と見比べると、どうやら庭の奥行きが数十センチ広く取れそうです。微々たる話ではありますが、やっぱり嬉しいですね。
もう一つの大きな動きは、ようやく資金の借入先を決めたこと。ここまで検討を重ねてきた結果、今のところは2社から融資の内定を受けていて、どちらにお願いしようか…というのがポイントになっていました。
2社のうち片方は、住宅金融支援機構による公的融資・フラット35を利用するプラン。そして、もう片方は毎年金利が見直される変動金利による民間の銀行系ローンです。フラット35は、そのネーミングが示すとおり、35年間の償還期間中の金利が固定されています(条件により、この固定された金利からの優遇制度はあります)。一方の変動金利制では、固定金利のフラット35と比べると低く設定されている金利が魅力になりますが、返済を進める間にフラット35よりも金利が高くなるかも知れないリスク(最初の10年だけは上限金利が設定されているのですが)を負うことになります。
BESS浜松のKさんに、双方のプランでの返済シミュレーションを作っていただきました。もっとも、変動金利の方は金利の変動次第でどうにでも動いてしまうので、5年ごとに金利が0.5%上昇し、最終的には4.5%に達する…という、かなり不利な条件を課しています。この条件の下で、両社の最終的な返済金額はほぼ均衡することになります。ただし、フラット35では団体信用生命保険の掛金を別途請求されるのに対し、銀行ローンでは掛金を銀行側が負担するので、この支払い分が両社の差になります。
金利の変動条件をどう評価するかが難しいところ。安定した条件を望むのならフラット35、一方の変動金利は一種の賭けです。もっとも、あまり極端な金利上昇を容認すれば、アメリカのサブプライムローンの再来になってしまう危険性もありますから、政策としてそうした方向は抑制するように誘導されるはずです。先の保険料の条件も含めると、変動金利の方が総額を抑制できる可能性が高そうです。また、当初の10年間受けられる住宅ローン控除などを活用して、早めに繰り上げ返済を進めていくことを考慮すると、借入直後の残高が高い時点での金利が低い変動金利の方が、やや有利に働くはずです。
これらの様々な条件を考慮して、今回は変動金利の銀行ローンでお願いする方針に決めました。金利の動向によって、このままではマズい!と思えば、その時点で借り換える…なんてオプションもありますしね。もっとも、それをスマートにこなすためには経営的センスが必要ではあるわけですが。お願いするばかりではなく、自らの頭も磨いておかなくてはなりません。
家そのものに関する打ち合わせは、今回もなし。実際に工事が始まるのは夏の一番暑い時期になるのでしょうから、まだ慌てることはないのでしょうね。それでも、雑談の中では、エアコンをどう配置するのか?などのちょっとした確認の話はありました。
これからは、下水道の申請、市街地縁辺集落の申請、建築確認申請…と、役所との書類のやり取りが続きます。私の方で用意しなくてはならない書類も出てきそうです。ここ1ヶ月よりはすることは増えそうですが、もうしばらくは、家造りに向けて進んでいる…という実感があまり湧かない日々になるのかも知れません。
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