スマートフォン・ARROWS X LTE F-05Dを使い始めてからもうすぐ4ヶ月が経ちます。使っていて常に思うのは、やはりバッテリーの持ちに大きな不安があること。届いたメールの内容確認やSNSの更新状況確認、Webサイトの閲覧などと「普通に」使ってしまうと、まる一日動作させるのはほぼ不可能です。全く触れずに待ち受けだけさせておこうとしても、Androidはバックグラウンドで結構いろいろな動作を行い、通信も頻繁に行うOSのようで、完全に休んでいるわけにはいかないのか、意外にバッテリー残量の減りは早いと感じます。
キャンペーン特典でもらったポケットチャージャーが、当初思っていた以上に大活躍しています。とりあえずこれで一度充電してやれば、一日使って我が家まで帰り着くことは出来ます。ちなみに、ポケットチャージャー01には2,500mAhの電池が搭載されていますが、1,400mAhのF-05Dのバッテリーをほぼ空っぽの状態から充電できるのは1回分がせいぜい。ただでさえ3.7Vのバッテリー電圧をUSB規格の5Vに昇圧しなくてはならない上に、昇圧回路自身の損失もあるはずですから、これは仕方ないところです。
バッテリーの使用量を減らすために、ソフトウェア面でいろいろな対策は打っています。常時使用するわけでは無いWi-FiとBluetoothは、通常は動作を停止させています。画面の自動回転機能も切っていますし、画面の明るさも暗めに調整し、NTTドコモ謹製のecoモードアプリも活用しています。ちなみに、GPSの受信機能は停止させず常時動かしていますが、これはスマートフォンでも始まったiコンシェルサービスの能力を生かすために必要だから。そこまでして我慢したのでは本末転倒です。
また、2つ目の電話番号を使うためにインストールしていたIP電話アプリ・050 plusは、待受のために常時通信が必要で電力消費に悪影響を与えそうだったので、職場の異動を機会に解約することにしました。これには、IP電話のFOMAネットワークでの使い心地自体が実用レベルに達していない…という判断もあったんですけどね。
これだけ対策を打ってもなお、冒頭に紹介したような状況。私に出来るレベルでの工夫だけでは、この極度のスタミナ不足はどうにもならないようです。
こんな状況を憂えたのか、「F-05D用の大容量バッテリー」というものが販売されています。一つは、純正のバッテリーと同じサイズで、容量を1,400mAhから1,500mAhに強化したもの。たった100mAh、比率にすると7%に過ぎない容量アップではありますが、無いよりはずいぶんましです。ARROWS Z ISW11Fで提供されているバッテリーのように、15%以上容量が増えてくれると嬉しいんですが、この差はどこから出てしまったのでしょうか。
もう一つは、背面カバーを専用品に交換することで、純正品の2倍半近くとなる3,400mAhの大容量バッテリーを搭載できるようにしたキット。これなら、まる一日動作させるのも余裕でしょう。しかし、筐体の厚みが増してスマートさが損なわれてしまいそうなこと、そして専用背面カバーでは防水機能が無効になってしまい、充電台にも載らず、市販のカバー類も取り付けられなくなることは問題です。もちろん、そこを割り切れるのかどうかがポイントではありますが、私には受け入れがたい仕様です。
もし私が導入するのなら前者のバッテリーだと思うんですが、それにしても今使っている純正バッテリーがまだ元気な状態で交換するのはもったいない気がします。それに、そもそも純正品では無いバッテリーにはどうも品質上の不安を感じてしまいます。決して安い買い物でも無いことを含めて、しばらくは頭を捻ることにしましょう。今のバッテリーが劣化してきたときの交換用なら、これもアリかも知れません。
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