「太鼓の達人」と言えば、もちろんバンダイナムコゲームス(旧ナムコ)が提供しているあのゲームのこと。ゲームセンターでも和太鼓が2つ並んだ筐体が独特の存在感を放っている、人気のシリーズ作品です。音楽に合わせてバチで太鼓を叩いてリズムを刻み、その「演奏」の正確さで得点を競います。
最初のバージョンが登場してからもう10年以上になるそうで、このゲームの存在自体は以前から知っていたんですが、そもそもゲームセンターに行くことがほとんどなくなっていたこともあり、プレイしたことはありませんでした。それが、最近になって俄然気になり始めたんですよね。
そもそも、このゲームが気になりだしたきっかけというのが、テレビ朝日系列で放送されている「関ジャニの仕分け∞」で、「リズム感対決」の道具として使われていたこと。関ジャニ∞のメンバーが、ゲストのアーティストたちと得点を競います。最近では、一世を風靡したバンドのドラマーたちを相手に、関ジャニ∞のドラマー・大倉忠義がほぼノーミスの超絶テクニックを見せています。
たまたま私もドラムを習い始めたところでしたから、テレビを見ていれば、舞台がアーケードゲームだとはいえ、彼らの対決のレベルの高さは十分理解できます。とてもあんな風には叩けないなぁ…と思いつつ、あんなゲームなら楽しそうで、自分でもちょっとやってみたいと感じたわけです。
リズム感を競うゲームといえば、かつてDance Dance Revolutionをかなりやり込んだこともありますし、全然抵抗はありません。ちなみに、Dance Dance Revolutionを作ったコナミは、ドラムセットを演奏するDrumManiaというゲームも作っていますが、あちらはあまりにマニアックすぎて非常に敷居が高いと感じます。太鼓の達人くらいのシンプルさの方が大衆受けしますよね。
一方で、関ジャニ∞のコミカルなやり取り見たさに(?)この番組を見ていた妻も、このゲームに興味津々。彼女は、合唱の経験が結構ある割には、リズムを刻むこと自体あまり得意ではないようなんですが、それでも是非是非プレイしてみたい!ということで、ずいぶん久しぶりにゲームセンターに足を踏み入れることになりました。といっても、入口の一番目立つ場所に設置されていたので、ほとんど中に入る必要はなかったんですけどね。
Dance Dance Revolutionでは、海外産のダンスミュージックをベースにした曲やゲームオリジナルの楽曲に合わせて踊ったわけですが、太鼓の達人ではJ-POPやアニメソングなどの日本の曲がメインに据えられています。J-POPには馴染みのある曲がかなり多かったんですが、アニメソングは最近のアニメの曲が多く、私にはほとんどわかりません。元の曲を知っているかどうかはプレイの成績にかなり影響します。
太鼓の面と縁を叩きながら、リズムを刻んでいきます。叩くタイミングを示すマークが右から左に流れてきて、基準となる線と重なったところで太鼓を叩く…という流れは、これまでにプレイしてきた他の音楽ゲームたちと同じ。おかげで、全然抵抗なくゲームに入ることが出来ました。
レベルが「かんたん」「ふつう」「むずかしい」とありますが、「かんたん」レベルでも曲のメロディに合わせて刻んでいくと16分音符単位でリズムが刻めていなくてはならない場面があるようです。正直に頭の中でビートを刻むと難しくなってしまいますが、歌を歌いながら叩けばそれほどでもありません。今どきの歌をそれなりに聴いていれば、16ビートはちゃんと身体に染みついているものです。
まだプレイしたのはほんの数曲というところですが、「ふつう」レベルならほぼノーミスで叩けています。もうちょっとレベルの高い曲にもチャレンジしてみたいですね。妻の方は、「かんたん」レベルで曲と格闘していますが、それでもゲームの面白さは十二分に体感できているようです。久しぶりに、ゲームセンターで楽しめるゲームに出会えたかな?と思っています。
太鼓の達人は、家庭用ゲーム機にも移植されて発売されています。もちろん、我が家にあるWiiでも遊べます。専用の太鼓とバチのコントローラーも揃えようとすると、かなり高額な出費になってしまいますが、あの世界が家でも楽しめるのなら良い買い物かも知れません。
また、娘も太鼓を叩くことは大好きで、ゲームセンターで試しにちょっとだけ太鼓のバチを握らせてみたら、嬉々として叩いていました。自宅で遊べれば、彼女にも十分触らせてあげることが出来ますね。マイホームに向けて何かとお金は入り用なんですが、ちょっと検討してみましょうか。
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