いよいよ明日はログ壁の部材が現場に到着する日です。もちろん、明日は現場に組み上げ作業を見に行くつもりです。しかし、明日まで待ちきれず現場についつい足が向いてしまうのが私たち。3日前には現場監督のOさんから「あとはログ材の到着を待つばかり」という連絡を受けていますし、今日は日曜日で作業は動いていないこともわかっているんですが…。
現場に近づいていくだけで、これまでと明らかに雰囲気が違います。現場で私たちを待っていたのは、組み上げられた作業用の足場。見上げるばかりの高さにそびえ立っています。
ここまでの作業で、草ボウボウだった我が家の土地は劇的な変化を遂げてきましたが、基本的には地面の高さに沿った平面上の話。出来上がった基礎を見て「広いなぁ」という実感はありましたが、モノとしての大きさのイメージはまだありませんでした。
完成すると、我が家は約7.8mの高さになります(煙突は除く)。初めての「高いなぁ」という感覚とともに、平面上で繰り広げられていた話が、ついに3次元に展開する瞬間を迎えることを、改めて実感しました。かなりヤバいです。今晩は眠れそうにありません(苦笑)。
足場には圧倒されましたが、他のポイントもしっかりチェックしなくてはなりません。1階の床は下地の合板まで張ってあり、上にビニールシートが被っていました。この上にフローリング材を貼り付ければ床が完成…ということになります。玄関のところだけ約7cmの段差があるのがわかります。
床板は、大引、根太という直交する桁木の上に載るわけですが、特に重量物が載る予定の場所では、根太を他の部分より増やすなどして強度を確保しています。既に隠れてしまい見えませんが、我が家の場合それは3カ所。階段(1階と2階をつなぐハシゴのような形で施工されます)の登り口、薪ストーブの設置箇所、そしてもうひとつはピアノを設置することを想定したスペースです。最初の二つは完成時には既に我が家にあることが確定していますが、ピアノだけは未定。果たしてこの夢は実現できるのでしょうか?
基礎から、上下水道の配管が引き出されているのも確認しました。実は、現時点では上下水道とも我が家の土地にはまだ引き込まれていません。手続の関係で後回しになっています。上水道の方は近々引き込まれるはずですが、下水道は年末に入居することを想定すると当初から使えるのかどうかがまだ不透明。下水道が使えないことには新居での生活はままなりません。もしかすると、作業工程の進捗具合以上に、私たちの悩みの種になるかも知れません。
基礎の施工時に積み上げられていた土は運び出され、地面は真っ平らになっていました。先日盛り土の上に積み上げておいた薪ストーブ用の木も、ちゃんと積み直しておいていただきました。とりあえずは一安心…なんですが、出来ることならもっと風を通して乾燥させておきたいところです。
現場を見てきた後は、ひと月ぶりにBESS浜松展示場を訪問しました。Kさんのところに届けなくてはならない書類があったからなんですが、もちろん足を運ぶからにはそれだけで終わってはもったいありません。
まずは、タイムコレクションとの間で打ち合わせた照明について、この日の午前中に届いた最新の見積書を元に、工事をどう変更するのか伝えておきました。詳細についてはまた改めて打ち合わせ、確認が必要ですが、どんな変更が入るのかは共通認識を持つことが出来たと思います。ちなみに、見積書の内容自体は、細かい確認事項がまだ残っていますが、思っていたよりも安く済みそうでホッとしています。
電気配線については、もうひとつ変更の可能性を伝えておきました。それは、妻の店になる離れの音響用の配線。ここには、BGM用にUSENを導入したいと考えています。500を超える多チャンネルでTPOに合わせた音楽を選べる柔軟さに加え、事業用にBGMを流す際の著作権料の問題がクリアできるのがポイントです。せっかくの新築の店舗なんですから、スピーカーなどの配線を綺麗に隠したいですよね。
上棟式の進め方についても打ち合わせしました。結局餅まきは行わないことに決めましたが、夢のマイホーム作りに携わっていただいている皆さんへの感謝の気持ちを、しっかり伝えられる場にしたいと思います。
1年前の今頃は、土地を探し始めたかどうかという段階でした。振り返ってみると、ようやくここまで来たんだなぁ…という感慨があります。明日積み上がっていくログ材を見ているうちに、泣き出してしまわないか心配です(笑)。
ここから上棟までの2週間は、現場が劇的に進んでいくことになりますが、最大の心配は天気のこと。屋根が組み上がる前に雨が降ると、完成したときに屋内になる部分も含めて、まだ塗装も済んでいない木材が濡れてしまうことになります。手早く、でも確実に進めていただきたいところです。
そんなことを書いている今、外の天気は雨。明日には上がりそうですが、決して雨の少ない時期ではないだけに、何とも落ち着かない日々が続きそうです。
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