先週、突如SSK Worldの注目ワードに躍り出た、AQUOS PHONE ZETA SH-02E。発売開始日の11月29日に、事前予約を入れてあったドコモショップで無事に2台手に入れることが出来ました。
ビックカメラの方にはキャンセルの連絡を入れました。これで、SH-02Eを待っている人がふたり、タナボタの喜びをかみしめているかも知れません。ダブルブッキングは申し訳ありませんでしたが、こちらも割引キャンペーンがありますし、11月中に何とかして手に入れたい!と必死でした。結局、「家族セット割」は12月末まで延長になったんですけどね。「買いたくても間に合わないじゃないか」という苦情が多かったんでしょうか。
私は、メタリックなヘアライン調の仕上げが個性的なRed(写真左)を。妻は、エレガントなパールカラーのWhite(右)を選びました。それぞれのキャラクターに合わせて…ということではありますが、実際問題として、同じ色にしてしまうとどちらが誰のかわからなくなってしまいかねません(笑)。
妻とお揃いの端末になったのは、結婚する前以来。同時に同機種に機種変更となると、今回が初めてになります。「姉弟」機を使っていた時期もありましたが、同じ機種を使っていると、卓上ホルダでの充電をどちらにも載せられるので便利です。操作がわからなかったり、不審な動作をしたり…というときに、相方に状況を確認することも出来ます。
液晶画面側を見ると、Redの方は真っ黒で、全体としてはツートンカラーになっているのがわかります。世界初の商品化で、従来とは別次元の低消費電力が特徴というIGZO(いぐぞー)採用のTFT液晶(VAでしょうか)は、発色が綺麗で表示品質の面でも上々です。
改めてじっくり見ると、やっぱり4.9型という画面サイズは大きいですね。この巨大画面を、片手で何とか挟み込んで保持できる、ギリギリスマホとして許容できるサイズに収めてきているのは大したものです。背面の丸みが効いているようですね。
横置きタイプの卓上ホルダが同梱されていて、載せると実にテレビ的な存在感があります。AQUOSの名前を冠するだけのことはありますね。これに載せて充電を始めると、自動的に動画や静止画のコンテンツの再生を始める…なんて仕掛けも用意されています。
卓上ホルダが同梱されているのに、これに接続する充電器は別に用意しなくてはならないのはちょっと違和感もありますが、既にスマホ用のMicroUSB給電のACアダプタを持っている人も結構増えているでしょうし、これはこれで合理的です。
ただ、2,320mAhという大容量のバッテリーを載せているSH-02Eには、1.8Aの急速充電に対応したACアダプタ04は必須のオプションと言って良いでしょう。我が家の場合は、F-05D同梱のACアダプタ・F05も1.5Aの急速充電が可能なのでこれを活用することにして、ACアダプタ04は1台買うことにしました。
せっかくの美しいRedのリアカバー。見せたいけれど保護したい…ということで、透明なハードケースを探しました。今回採用したのは、ラスタバナナのポリカーボネート製ハードケース。決め手になったのは、装着したまま卓上ホルダに載せられると謳われていたこと、そしてストラップを通すための穴が空けられていたことです。SH-02E本体には、ストラップホールが設けられていません。ケースの方にストラップを通してから本体に取り付けることで、ストラップが使えるようになるわけです。
もともと海外製のスマホにはストラップホールのないものがほとんどで、SH-02Eもグローバル標準に倣ったのかも知れませんが、やっぱりちょっと寂しいものがありますね。高価な精密機器が落下により破損するのを防ぐために、ストラップはやっぱり有効だと思っています。
液晶画面の方ももちろん保護したいわけですが、それ以前の問題として気になったのが光沢仕様の表面仕上げ。動画コンテンツなどを見るには鮮やかで良いのかも知れませんが、屋外に持ち出して使うことを考えると、これでは日光が反射して画面が見にくくなります。また、しばらく操作していると指紋の跡も結構目立ちます。
というわけで、保護フィルムにはアスデックの「ノングレア画面保護フィルム2」を選んでみました。名前の通り光沢を抑えた仕上げのフィルムで、傷が付きにくいハードコートの他、指紋などが残りにくい防汚性もプラスされています。Windows 8もデビューしたことですし、タッチパネルに適した表面処理の性能はもっと注目されるべきだと思うんですよね。いまいち光が当たっていない気がします。
まだ全然いじり倒せていませんが、間違いないのは実に快適な操作性。タッチパネルの反応が非常に良く、フリック操作などへの追従性も良好です。タッチパネルの感度の良さも、IGZO採用のメリットの一つだそうで、これを活かすべくタッチペンも付属しています。また、画面上にこのタッチペンで文字などを書いてスクリーンショットを保存する「『書』メモ」(かくめも)などのアプリもインストールされています。
タッチペン自体は真新しいものでもないんですが、技術的なアピールポイントではあります。専用のタッチペンだけでなく、例えば爪の先でつついても反応するんですが、これって実は結構すごいことなんだそうです。
しかし、付属のタッチペンはヘッドホン端子に差し込んでおく小さなもので、いわゆるスマホピアスの思いっきり味気ないもの…といった雰囲気。出っ張り部分は金属製で、意外に安っぽさはないんですが、もうちょっと何とかならなかったのかな?という気はします。GALAXY Noteみたいに、もうちょっとまともなペンを内蔵してしまう手もあったと思うんですが。
もちろん、快適な操作性は、コンピューターとしての強靱な基礎体力に支えられています。とにかくどんな操作をしても、ストレスを感じることがありません。さすがは1.5GHzクアッドコアのCPU、2GBの余裕あるRAMです。Xiの高速でレスポンスの良い通信も重要なポイント。都市部だとユーザーが増えてきて混雑しつつある話も聞きますが、田舎の我が家周辺ではまだまだ大丈夫です。
ハイエンドに位置づけられて、本体価格は8万円を超える高額な製品ですが、私はできればスマホ初心者にお勧めしたいところです。スマホに限らずどんな道具でも、「初心者向け」を謳うと、基本スペックが抑えめに設定される製品が多い気がしますが、初心者に理不尽な操作の制約を与えないためには、ハイスペックの方が望ましいと思うんですよね。もちろん、出費を抑えた方が敷居が低くなる…という要素もあるわけで、どこでバランスを取るのかは難しいところなのでしょうけど。
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