新居への引っ越しまであと2週間。タダでさえ慌ただしい12月に、さらにドタバタと走り回っています。
昨日・8日の午前中は、買い物に出掛けました。まずは、近所の皆さんに「お世話になりました」とご挨拶するときの手土産を手配することに。洋菓子屋さんで、クッキーにチョコレートで文字を書いてくれるサービスがあるのが目に留まりました。「アリガト」と書かれたクッキーが用意されていたので、これをチョイス。皆さんへの気の利いたお礼の品に出来たのではないかな?と思います。
その後は、ホームセンターに移動。新居で必要になりそうなものを、いろいろとチェックしました。まだ外構については全然決まっていませんが、引っ越しするととりあえず必要になるのは郵便ポスト。これだけは、急ごしらえでも何でも良いので用意しなくてはなりません。他にも、まだ用意できていない家具や、自分たちで取り付けたい設備がありますし、洗濯物をどこに干すのか?など、未だに解決していない課題もあります。しばらくは通い詰めることになりそうです。
午後は、私がドラムのレッスンに行ってきた後で、家族揃って現場を見に行きました。現場では、ようやく離れの外壁にもグリーンの塗装が済みました。渡り廊下が出来上がるのを待って、一気に仕上げる予定だったようですね。
中の作業も進んでいます。洗面所には、洗面台が据え付けられました。アラウーノは一つ梱包が解かれていましたが、まだトイレの室内には据え付けられていませんでした。例の食器棚もまだ玄関前に置かれたままです。まあ、出来上がっているものを据え付けるだけですから、それほど時間はかからないのでしょうけど。
ちなみに、先日発覚したシステムキッチンの色違いの件については、来週日曜日・16日に交換工事が行われる旨、現場監督のOさんから報告がありました。15日に予定されている最終確認よりも後になりますが、何とか引っ越し前には間に合いそうです。タイムコレクションによる照明とカーテンの取り付けは、18日に行われることになりました。21日の引っ越しに向けて、各方面の調整がどんどん進んでいきます。
離れでは、店舗スペースの床にモルタルが敷かれて、立ち入り禁止状態でした。こちらもいよいよ最終段階です。USEN用のスピーカーはどのあたりに取り付けようか…などとイメージを膨らませて、当日は慌てないようにしておきたいところです。
それにしても心配なのが、未だに下水道が工事に入る気配すらないこと。本当に大丈夫なんでしょうか?。明日あたり、また浜松市役所に念押ししておきましょうか。
8日の夜は、アクトシティ浜松の大ホールにいました。毎年恒例、浜松フロイデ合唱団の第九演奏会です。気がつけば、合唱団で一緒に歌えなくなってからもう6回目の演奏会。時の経つのは早いものですね。いつかまたあの舞台に戻りたい!とは常々思っていますが、なかなか周りの環境が整わず現在に至ります。それでも、地元に終の棲家を構えることにしたわけですし、環境は自分で整えていかないことには変わらないのかな…と思っています。
今年の指揮者は高関健氏。20年以上前の1990年に、浜松フロイデ合唱団の第九のタクトを振っています。前回の共演を知っている団員さんも何人かいたはずですが、さすがにこれだけ期間が空けば、前回の経験はあまり関係ないでしょう。
何より条件が違うのは、90年にはまだ存在しなかったベーレンライター版の楽譜を採用していること。前回の演奏を聴いたことがない私でも、出来上がる演奏が全く別物であろうことは容易に想像できます。演奏会プログラムの「演奏会のあゆみ」には使用した楽譜について触れられているのに、当日の演奏については楽譜の記述が全くないのが不思議だったんですが、慣れている人ならおそらく、演奏が始まればブライトコプフ版かベーレンライター版かはすぐわかるでしょう。
この日の演奏は、実にベーレンライター版らしい、スピード感溢れるエネルギッシュな演奏でした。しかし、ここぞというところには思いっきり「タメ」が入っているメリハリが面白かったですね。管弦楽も、合唱団も、そんな高関氏の意図に応えるべく、息の合った演奏を聴かせてくれました。毎年、合唱団が指揮者から直接指導を受けられるのはせいぜい2、3回。管弦楽と合わせられるのは当日、本番直前のゲネプロくらいしかないんですが、そんな「急造ユニット」らしさを感じさせない、一体感のある舞台でした。
余談ですが、この日も会場ボランティアのために早めに会場入りした私なんですが、途中で実に恰幅の良い、個性的な風貌の男性とすれ違いました。あまりに印象が強烈で、その姿が頭から離れなかったんですが、演奏会が始まると、何とその男性はステージの上、合唱団の前に立っているではありませんか。そして、彼は「O Freunde, …」と、朗々と合唱の先陣を切りました。バリトンのソリスト・小林大祐氏だったんですね。合唱団の皆さんの間でも評価が高い、新進気鋭の若手です。将来は、「合唱団は以前にはこんな人とも共演しているんだよ」と自慢できるビッグネームのリストに加わるのでしょうか。
今日・9日の午前中は、軽く部屋を片付けた後、昨日買ってきた手土産を抱えて、ご近所に挨拶回りをしました。我が家と同じように、小さなお子さんを抱えた家が結構あって、家族ぐるみで仲良くさせていただきました。「新しい家にも、是非遊びに来てくださいね」と声を掛けてきましたが、私には社交辞令のつもりは全くありません。これからもお付き合いさせていただきたい皆さんです。
午後は、昨日第九の演奏会を終えた合唱団員で、エスポアごとうのワイン会をご一緒している皆さんとの集まりがありました。もちろん、美味しいワインが出てくるんですが、5歳の娘も一緒に呼んでいただき、大変可愛がっていただいています。
演奏会の裏話もいくつか聞かせていただき、楽しい時間を過ごしました。ぴったりと一体感を感じた演奏だと思ったんですが、実はゲネプロでは全然ウマく行かなくて、高関氏からは「僕は指揮をしないから」というとんでもない指示が出たのだとか。その後に「コンマス(コンサート・マスター)の弓を見て合わせるように」と続いたんだそうですが、合唱の全員からそれが見えるわけではありません。事実上、ひとりひとりが聴きながら合わせるしかありません。
そんな緊張感の中で、本番ではきっちり合わせてくるんですから、皆さん大したものです。話を聞いて、私は9年前の「フォーレク」で徹底的に「指揮しない指揮」を見せた延原武春氏を思い出しました。あの頃から本番に強い合唱団でしたね。
気がつけば、あっという間に週末が終わります。そして、部屋の方は大して片付かなかったことにも気付きます。妻は平日に少しずつでも片付けを進めてくれているんですが、私の持ち物の整理はやっぱり私がするしかありません。こんな調子で、本当に大丈夫なんでしょうか?…心配は募るばかりです。
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