新しい我が家を語る上で欠かせないポイントが、ログハウスの母屋に隣接して建てられた離れ。さりげなく寄り添うように立っているこの建物は、妻が雑貨屋を開くためのスペースとして建てられた、彼女の「野望の城」です。彼女の以前からの夢で、かなえるとしたらこのタイミングしかない!ということで、正直なところかなり無理をして作ることを決めました。
引っ越し後も我が家ではいろいろと忙しい日が続いていたわけですが、それでも妻は野望の実現のために着々と準備を進め、来週末には正式オープンに先立って「2日間だけのイベント」という形で店を開くことになりました。店内は、その日に向けて着々と準備中です。先週末あたりから商品の搬入も始まり、いよいよ…という雰囲気が出てきました。
ゴージャスなシャンデリアと、商品棚を照らすスポットライト…という組み合わせは、タイムコレクションのIさんに提案していただいたスタイルですが、見事に店の雰囲気にハマっています。これが自宅の一部とはとても信じられません。…まあ、厳密にはここは「自宅」と呼んで良いのかどうか微妙なところではありますが。
イベントを開催するときに大事なのが、どうやって多くの方々に周知していくのかです。妻の計画では、彼女自身の作品だけではなく、ほかの作家さんたちの作品も集めて店頭に並べようとしていますから、まずは作家さんたちをどう募集するかが重要になります。もちろん、当日に多くのお客さんに来ていただき、品物を買っていただくことも大事です。
どうするんだろう?と思って見ていたんですが、彼女は結構うまく宣伝活動を進めたようです。1年前くらいから店の名前を冠した店主ブログを立ち上げ、準備状況を紹介。年が明けてから、ブログ上で作家募集をかけました。また、mixiのコミュニティに書き込んでみたり、幼稚園のママ友さんたちに声をかけたりもしていたようですね。
彼女が店主ブログの公開先に選んだのがはまぞう。浜松市周辺を中心に、静岡県内の情報を集めたポータルサイトを運営しています。地元密着というところが最大のポイント。ターゲットを絞った密度の濃い情報発信ができるわけですね。最初から、彼女ははまぞうブログを使うことに決めていたのだそうです。
この狙いは見事に成功。集まった作家さんたちは、我が家に直接商品を納入しに来られるくらいの近場の皆さんが多いようです。近隣で同じような店舗があまり多くないこともあってか、彼女のブログは作家さんたちやショップの間でも早くから話題に上っていたようですね。ブログユーザー同士なら訪問履歴が残る…というSNS的な仕掛けもプラスに働いたようです。一方で、かなり遠方にお住いの作家さんも参加されます。このあたりは、インターネットを使った宣伝活動ならではでしょう。
作家さんたちが集まれば、それぞれが自分の作品を見てもらうためにイベントを宣伝しますから、情報はさらに広がっていきます。結果的に、手間も費用も最低限(ブログは無料ですからね)で、相当の広告を打てていることになります。
A4サイズとはがきサイズのチラシも作成しましたが、これはあまりたくさん配布しなかったようです。もっとも、ブログ上に張られたチラシの取り込み画像は、いろんな作家さんのところでも転用されていたようですけどね。ちなみに、チラシに載せた案内地図は私が描きました。私自身は定職のある身ですし、本格的に協力するのは難しいんですが、こういうマニアックなモノづくりやアイデア出しに単純な力業など、出来る範囲で手伝いはしていきたいところです。チラシにはブログのQRコードを載せても良かったかもしれませんね。
今回は十数名の作家さんが集まり、なかなかにぎやかな店内になりそうです。他にも「店に行ってみたい」というメッセージをいくつかいただいていて、当日はかなりの混雑が予想されます。近所の空き地を、臨時駐車場に使えるようにお願いしておきました。当日は私は大した手伝いもできませんが、ともかく、当日は繁盛しつつも混乱が起きないことを願うばかりです。
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