マイホームに引っ越してきてから、もうすぐ半年になります。最初のうちは、まるで別荘住まいのような雰囲気で、どうも落ち着かなかったんですが、気が付けばすっかり日常生活として受け入れている自分に気付きます。まあ、私は週に5日間は日中家を空けているわけですし、もともと自宅での生活はほんの一部分だ…とも言えるわけですが。
それでも、ほっと一息つくような場面では、改めてこの贅沢な環境を実感します。そんな場面が訪れる2大スポットは、浴室と寝室。特に2階ドーマーの斜めに折れ曲った天井を見ながら布団に入るときには、「夢なら醒めないでくれ」と思うことが多々あります。
さて、今回はそんな我が家の照明の話をしてみようかと思います。
我が家の照明については、これまでにも何度か記事として取り上げたことがあります。ログハウスのカントリー風な外装・内装にぴったりのオシャレな照明は、タイムコレクションでコーディネートしてもらい、取り付けもお願いしたものです。
ただし、一部にはシンプルなシーリングライトを採用していて、これらについては別途安価なものを探して自分たちで調達する…ということにしました。最新型のLEDを採用した製品を取り付けたことについても、ここで紹介しています。
実は、シーリングライトの他にも自分たちで調達したものがありました。それは、ライト類に取り付ける電球。これも、電気工事業者に調達してもらうのと、家電量販店で個人が一括購入するのとでは価格に大差ないか、もしかすると後者の方が安いくらいになる…ということで、タイムコレクションのIさんから別途調達をおすすめされて、私が探すことにしました。
タイムコレクションで選んでいただいた照明のほとんどには、E17口金という、いわゆる普通の電球用のE26口金(直径26mmなのでこう呼ばれます)よりも一回り小さなねじ込み式の電球ソケットが付いています。ここに、従来ならミニクリプトン球と呼ばれる白熱電球を取り付けていたわけですが、最近ではE17口金に取り付けられる小型のLED電球が登場しています。以前はかなり未来的だった形状も、電球の形にずいぶん近づいてきています。
LED電球なら消費電力を大幅に低減できることはもちろんなんですが、もう一つメリットなのは光の色を選べること。白熱電球に近い電球色の他に、もっと色温度が高く蛍光灯に近い昼光色や昼白色のものがあります。ユニット型のシーリングライトでは、さらにバラエティ豊かな色を、リモコン操作で自由に呼び出せるものもありますね。
妻に「LED電球は何色にしようか?」と聞いてみたところ、「白いのがいい!」と即答。彼女は、とにかく部屋の雰囲気を明るくしたいのだそうです。内装の塗装色を、標準仕様のカントリーウォールナットからより明るい色調のカントリーウォールナット30に変更したほどですからね。その返事の意図はよくわかります。
聞いてみると、妻の両親も白い照明派。娘も、部屋は明るい方が好みのようです。あえて暗く落とした照明にも味があると思うんですが、一応暗くすることも出来るというオプションがあった上で、思いっきり明るく照らせる能力を確保しておくのは悪いことではないでしょう。
そんなわけで、我が家ではほとんどの箇所に昼光色のLED電球を取り付けることに決定しました。大量に購入したのが、パナソニックの「40W形相当」の製品。パナソニック製品は我が家では実績があること、もともと40W形の電球を念頭にコーディネートされていたこと、そしてこれ以上明るい電球になると大幅に単価が上がってしまうことが理由でした。
LED照明に囲まれてスタートしたマイホームでの生活でしたが、しばらく過ごしてみると、いろいろと微調整しなくてはならない場面が出てきます。まず気になったのは、あまりに暗すぎる場所。例えば、2階ロフトの私のパソコンスペースあたりは、手元に電気スタンドがあるとは言え、作業スペースとしては十分な明るさとは言えません。単なる廊下の延長なら、そのままでも味があったと思うんですけどね。
せっかく揃えた照明器具を簡単に交換するわけにも行かないので、ここはLED電球をより明るい「50W相当」のものに取り替えました。10W分の差ではありますが、ずいぶん明るさが変わりました。
もう1箇所、暗すぎて問題になっていたのが、離れにある妻のアトリエ。ここには、店内からも見える場所と言うことで、ペンダント型の灯具に、シェードは付けずにシャンデリア球型のLED電球を2個ぶら下げました。
外観は確かにお洒落です。しかし、この電球の明るさは同種の製品の中では明るい方だとは言え、たったの25W相当。しかも妻の好みとは違う電球色ということで、日々妻のストレスは溜まっていたようです。
そこで、ここにも2階ロフトと同じ50W相当の昼光色のLED電球を取り付けました。さすがに数値で2倍違うと、劇的に明るくなります。まぶしくて直視できないほどです。
これで作業場としての明るさは確保できましたが、いかにも裸電球…というビジュアルはいただけません。他の照明と同様に、ガラス製のシェードを取り付けようかと思っています。
実は、逆に明るすぎて困った…という場所もありました。それは、2階寝室のブラケット照明。寝る前のひとときを落ち着いた雰囲気で演出するために、ここには我が家では珍しく電球色のLED電球を使っています。
最初は、他の昼光色のものと同じ40W相当のものを使っていましたが、まぶしすぎてどうも雰囲気が出ません。そこで、ここは逆に25W相当のもう少し暗いものに交換することにしました。ずいぶん落ち着きましたが、それでもまだ明るすぎるくらいです。照明選びも結構難しいものですね。
こんな場所で結構重宝するのが、調光機能付きの照明器具やスイッチ類。天井に付けたシーリングライトは、色調や明るさを自在に調整できますが、ブラケット照明にはそんな仕組みは付けてありません。一工夫あっても良かったのかな?と思っているところです。
もっとも、白熱電球用の調光スイッチを付けると、LED電球には調光器対応の割高なものを使わなくてはならなくなりますから、一筋縄ではいきません。まあ、余裕が出来たらぼちぼち手を入れていくとしましょう。
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