フリマとは違う

ずいぶん前の話になってしまいましたが、6月11日(火)・12日(水)の2日間、浜松市浜北区の浜北総合体育館(グリーンアリーナ)で、「第12回カントリーフェスタinグリーンアリーナ」が開催されました。妻の雑貨屋も、このイベントで出店することになっていました。

営業時間は、11日が午後4時から午後8時30分まで、12日は午前11時から午後4時まで。月~金勤務の私からすると、そもそも平日に開催されるイベントに人が集まってくるというイメージが全く湧かないんですが、それでも毎回大盛況になる人気のイベントなのだそうです。

ちょうど娘を幼稚園に送り迎えする時間と重なってしまうこともあり、妻一人では動けません。私も仕事はお休みをいただいて、応援で加わることにしました。重い荷物を持って運ぶのが、妻一人では厳しいのではないかな?ということもあったんですけどね。


1~2坪ほどのスペースが割り振られて、そこに出展者たちはそれぞれ商品を持ち込んで店を開くわけですが、私たちにとっては初めての体験ではありません。フリーマーケットは、まさにそんなスタイルで参加するイベントですよね。しかし、実際に参加してみると、あらゆる意味でフリマとは全く次元が違うことがわかります。

まず、売るものからして違います。フリマで売るのは私たちの持っている不要品が主になりますが、今回店で売るのはハンドメイド作家の皆さんが愛情をこめて作った作品たち。私たちはそれをお預かりしているわけです。そもそも、当たり前のように4桁の数字が書かれた値札が並んでいるところからして別世界。そして、お客様の側にそれを値切ってやろう!というオーラを全く感じないことも新鮮な感覚でした。

ディスプレイが非常に凝っているのも違いの一つです。展示のために皆さんが運び込んでいる道具の量のなんと多いこと。ぐるりと周囲を壁のように囲い込んでいる方が結構多かったですね。私たちも、お洒落な木製の折りたたみ棚など、この日のために用意したアイテムはありましたが、まだまだ飾り付けという意味では勉強が必要そうです。


そして、私にとって最大の衝撃だったのは、私が店にいるとお客様たちが全然寄りつかないこと。妻が食事などで店を空けるときには、私が留守番をするわけですが、遠巻きに見ながら足早に通り過ぎていく人ばかり。妻が戻ってきた後に、今度は私が店を出て、ちょっと遠くから様子を見ていると、店にはお客様たちが集まり、妻と談笑しています。明らかに何かが違います。

そもそも、店頭に並んでいるのはかわいらしい女性向けのアイテムや、子供たちが幼稚園や学校に持って行く小物類が中心。それを売っているのがむさ苦しいオヤジ…というのは、いかにも怪しさ満点ですよね。私の店番は最小限にとどめた方が、店の売り上げ損失は少なく済みそうです。


今回のイベントで、多くの方々に我が家の店を知っていただくことが出来たのではないかな?と思います。イベントの店頭で案内はがきをもらって、早速その週の営業日に店を訪問してくれた方もいらっしゃったようですね。実にありがたいことです。

妻としては、これからもこうしたイベントにはいくつか参加する予定があるようです。さすがに毎回平日に仕事を休んで私が付いていくわけにも行きませんが、できる限りは協力したいと思っています。


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