6月3日に、私たち夫婦も使っているAQUOS PHONE ZETA SH-02Eを、Android 4.1にアップデートするソフトウェア更新が公開されました。以前にご紹介した「メジャーアップデート」に相当する更新になります。
SH-02Eの購入時のAndroidのバージョンは4.0.4でしたが、バージョン4.0と言えば悪魔の数字…というイメージがあります。いつも脳裏によぎるのは、内部バージョンが4.0だったWindows 95と、日本語ワープロの一太郎Ver.4。どちらも、革新的な試みが取り入れられたものの、問題点も結構多かった印象があります。その後、バージョン4.xの登場で改善されて好評を博したのも同じ。今回も、4.0からはできる限り早くステップアップしたかった…というのが、私の正直な気持ちでした。
先に、NTTドコモからはAndroid 4.1/4.2へのアップデートに対応予定の機種が発表され、この中にSH-02Eはちゃんと含まれていましたが、多機能な割には更新の公開が意外に早かったな…という印象です。まあ、今どきのスマートフォンはどれを見ても「全部入り」ですから、それほど条件は変わらないのかも知れませんが。
最近は、ソフトウェア更新を適用すると、それが不具合を誘発する事例が結構増えているので、しばらくは静観していました。しかし、1日経ってもTwitterのタイムラインには不具合らしきツイートは見当たらず、おそらく大丈夫だろう!ということで、まずは私の端末から更新してみることにしました。
更新方法は、F-05DをAndroid 4.0に更新したときと同様で、Wi-Fi経由で端末に直接アップデートファイルをダウンロードするか、パソコンを使ってダウンロードしたファイルをMicroSDカードを使って読み込ませるかの2パターンがあります。アップデートファイルは837MBもありますから、XiやFOMAの回線経由ではパケット消費が心配なレベルで、これらの使用を禁止しているのは良心的とも言えます。家庭内には既に無線LAN環境がありますから、今回は前者の方法を使いました。
F-05Dのときのような事前の「脅し文句」は余り強調されず、淡々とバージョンアップ作業は進みます。基本的には条件はそう変わらないはずで、ユーザーの自覚を促そうとする富士通と、余り心配はかけさせないようにするシャープの、どちらがよりユーザーに優しい姿勢なのかは微妙なところです。
今回のアップデートで、Androidのバージョンは4.1.2になりました。たった0.1のステップアップということもあり、画面構成などにはぱっと見でわかるような大きな変化はありません。ただ、よく見るとアイコンの表示や標準添付のウィジェット類のデザインが変わっていて、確かに更新されたのだな…ということがわかります。
iコンシェルを使っている私にとって目立つ変化は、「ひつじのしつじくん」が画面全体を歩き回れるようになったこと。ガラケー時代と同じ仕様がようやく実現された…ということになるのですが、アイコンをタッチしようとすると、その上にいるしつじくんをフリックで移動させてからタップ…という手順を踏まなくてはならないことがあり、ちょっと不便になったかも知れません。
OSのバージョンアップでいつも気になるのは、動作パフォーマンスの変化。もともとが実に快調だったSH-02Eですが、Android 4.1になっても特に動作が重くなった様子はありません。一方で、計ってみないと正確なところはわかりませんが、ただでさえ「2日間持つ」というバッテリーの持ちが、さらに良くなったような感触があります。内部処理の効率化が図られたのかも知れません。妙な機能追加による重量化よりも、こうした地道な部分にこそ取り組んで欲しいものです。
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