先日ダストカートを作ったときに、アイアンの取っ手を付けたお話をしました。アイアン(iron ; 鉄)で作られたアイテムは、独特な存在感があって、我が家のようなカントリー感覚の家にはよく似合います。
もう少し厳密に言うと、ここで言う「アイアン」がイメージしているのは、特にヨーロッパのアンティークなアイテムでよく使われているロートアイアン(Wrought iron ; 錬鉄(れんてつ))。鍛冶屋で刃物などを作るのと同じように、熱した鉄を叩いて延ばしたり、曲げたりして形を作っていくものです。
もっとも、私たちは、本当にロートアイアンで作られたものに限らず、鋳物による製品やその他工業製品でそれらしく見せた「なんちゃってアイアン」までひっくるめてこう呼んでしまいます。そもそも原料からして鉄ではなくアルミだったり、さらにはプラスチックだったりしますしね。
我が家では、カーテンレールがアイアン風の仕上がりになっています。もっとも、本物のロートアイアンではとんでもなく高価ですし、しかも非常に重くなってしまいますから、実際には、スチールパイプを使うなど工業製品的アプローチも取り入れた製品を使いました。雰囲気を大事にしつつ、性能面でも非常に優秀です。
BESSのカントリーログハウスでは、洗面脱衣所のタオル掛けはアイアン製が標準仕様です。また、ドアノブなどもアイアン風の黒いカラーが標準になっています。先にも触れたとおり、本来非常に個性的な主張のあるアイアンのインテリアですが、ログハウスの存在感はアイアンと見事に張り合っています。個性と個性のぶつかり合いと調和を楽しみたいですね。
キッチンの壁に取り付けた棚受けにも、どっしりとしたアイアン製品を使いました。2階の押し入れの中では思いっきり安価な既製品を使いましたが、やっぱりお客様の目に触れやすい場所では見た目にこだわりたいところです。
そして、我が家のアイアン製品の中で最も巨大なものは薪ストーブ…ということになるでしょう。文句なしのホンモノの鋳鉄製です。
台風一過でずいぶん朝晩は涼しくなってきました。薪ストーブの出番が来るのも、意外に早いのかも知れませんね。それまでに、十分な量の薪を用意しておきたいところです。
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