年末年始の休暇に入っても、相変わらず自宅で日曜大工に励んでいます。というよりも、こうしてまとまった休みが取れないと、なかなか進められない作業もあるんですよね。
以前から懸案となっていたのが、門扉の下の隙間を埋めること。板塀の最下段には10cmほどの隙間がありますが、我が家の犬がここをくぐって逃げ出せることが問題になっていました。塀の部分にはプランターを並べるなどして隙間を塞ぐことができますが、門扉のところには常にプランターを置いておくわけにもいきません。実際に何度か、閉まった門扉からの「脱走事件」も発生していました。
そこで、今回門扉の下に板を継ぎ足すことにしました。もともと自作の木製の扉ですから、加工することは非常に簡単ですし、全く苦になりません。とはいえ、単に打ち付けるだけでは芸がありません。せっかくデザインにもちょっとこだわって作った部分ですから、改造した後でもカッコ良く納めたいところです。
- まずは、門扉を2枚とも取り外します。
- 最下段の横桟だけを取り外します。
- 縦桟の下端を5cmほど切り落とします。単純に門扉の裏側に板を打ち付けるだけだと、蝶番の取り付け方の関係で、門扉が完全には開かなくなってしまうので、裏側に出っ張りが出ないようにするための加工です。
- 裏側に継ぎ足すための板は、横桟に使ったパネリング部材と全く同じものを使い、全く同じ長さに切断してあらかじめ塗装しておきます。
- 先に取り外した横桟を、元通りの位置に取り付けます。コーススレッドを同じ穴にねじ込むことになるので、板に刻まれているねじ山を壊してしまわないように、力を加減しながら慎重にねじ込みます。
- 縦桟を切り落とした部分に、塗装した板を継ぎ足して、もともと横桟を縦桟に留めていた穴を使ってネジ止めします。これで、横桟が一本につながったデザイン性はそのままに、余計なネジを増やすこともなく、隙間を塞ぐことができます。
- ただし、これでは横桟を留めるネジの本数が半減して強度に不安があるので、門扉の裏側から小さな鉄板を当てて補強しておきました。力ずくで突き破られては意味がありませんからね。
試しに彼女を庭に放して、外からお義父さんに呼んでもらいましたが、彼女は立ち往生して門扉の前に座り込んでしまいました。どうやら大丈夫そうです。これで安心して年が越せます(笑)。
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