私の弟・ささっちから、宅配便が届きました。彼は、これまでにもスペースワープ、うまい棒など突然とんでもない贈り物を我が家に送りつけてきた実績がある(もちろん私としては基本的にウェルカムです・笑)んですが、今回は何だろう?…と開けてみたところ…、
中にはマウスが一つ入っていました。台湾・ASUS社製のVivoMouseという製品。マウスボタンとしてはあまりにも大きな円形のパーツが特徴的なデザインの、ワイヤレスの光学式マウスです。シルバーメタリックのカラーリングにも結構高級感があります。
円形部分は、左半分が左ボタン、右半分が右ボタンとして機能します。同梱されている無線(2.4GHz帯)のレシーバーをUSBポートに差し込むだけで、特別何も設定しなくても普通に2ボタンマウスとして使えます。しかし、その独特すぎる形態が示すとおり、このマウスの機能はそれだけにとどまりません。
専用のドライバーをインストールすると、円形部分全体が3点マルチタッチのタッチパッドとして機能し、ジェスチャーにより様々な操作ができるようになります。ノートPCのタッチパッドのようにマウスカーソルが動かせるだけでなく、例えば右端から中央にスワイプするとWindows 8のチャーム画面が表示されますし、2本指で上下や左右にスワイプするとスクロールします。
外周をなぞると、レッツノートのホイールパッドのように上下にスクロールできる動作も用意されています。もっとも、ホイールパッドのように縁が明確に盛り上がっているわけではないので、操作にはかなりコツが要りそうです。
Windows 8以降、操作系がタッチパネルを前提としたものに変わってきましたが、一方でデスクトップ機のディスプレイへのタッチパネルの装備はなかなか進みません。そんな現状で、外付けのタッチパッドを提供して操作をカバーするという方向性は、結構面白いと思います。ささっち宅のパソコンはMac。それでも気になるアイテムなので、Windows 8.1環境のある私のところで使わせてみよう…と思ったようです。
しかし、私にはどうもVivoMouseは使いにくくて仕方ありません。というのも、マウスとして持とうとすると、何とも収まりが悪いんです。最大の要因が、現在使っているMarathon Mouse M705rと比べると厚みが半分くらいしかないこと。VivoMouseの形状だと真っ平らすぎて、手のひらを密着させようとしても隙間ができてしまいます。また、タッチパッド自体の追従性は良好なんですが、マウスボタンとしてのクリック感があまりに重すぎるのも気になります。
マウスの形状、持ちやすさは多分に個人の好みに依存しますから何とも言えないところ。光学センサーのマウスとしてのカーソル追従性自体は悪くありませんから、VivoMouseの形状が手にフィットする方なら、「Windows 8時代のマウス」として、かなりおすすめのアイテムです。私が使うなら、マウスの横にタッチパッドとして置いておくのはアリかも知れません。
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