ハードな初詣

今年最初のWeekly SSKになります。皆様、改めまして、明けましておめでとうございます。旧年中は、SSK Worldへの数多くのご訪問をいただき、どうもありがとうございます。本年も、最低でも週に一度は更新しながら、「Always hot, but cool anywhere.」の精神で行きたいと思います。相変わらず余りにもマイペースな私ではありますが、引き続きお付き合いいただければ幸いです。

昨年は、ログハウス関係で新しくSSK Worldを訪れてくれた皆様も多かったのではないかと思います。建物こそ出来上がってはいるものの、まだまだ未完成の部分が多い我が家。今年も、できるところは自分の頭と手足を動かしながら、夢のLog Homeを目指して行けたらいいな…と思っています。

もちろん、それ以外のいろいろなテーマも、ディープに掘り下げられる限り突き詰めていきたいところです。個人的には、もう何年もの間止まっている作曲やCGの関係で何かやりたいと思っているんですが、手を付けようにもこれまで使っていたソフトはもう古すぎて、Windows 8では動かせない…という情けない事態。バージョンアップに追従できるだけの経済的余裕はありませんでしたからね。まずはそこから取り戻さなくては。


…と、それはともかく、新年と言えば、やっぱり外せない大イベントが初詣。我が家の場合、まずは地元の神社にご挨拶するのが決まりになっています。これまでは、たいてい歩いて行けるくらいの近所に神社があったのですが、去年から住んでいるマイホームの場合、地元の神社に行くためには私の足で歩いても15分程度。家族全員で行くにはかなり辛い距離です。今年は、夜が明けてからクルマに乗って出かけました。

そして、ここ数年は伊勢神宮に詣でるのも習慣としてすっかり定着しています。今年も1月3日に、妻と娘をクルマに乗せて、初ドライブがてら出かけました。


伊勢神宮では、20年に一度の式年遷宮(しきねんせんぐう)が行われ、神宮の社殿が新しくなって初めての新年を迎えました。神宮の式年遷宮が始めて行われたのは西暦690年(持統天皇4年)だそうで、その後中断されたことはあるものの、今回の第62回まで続けられています。

式年遷宮は、定期的に全ての建築物を建て替えることで、常に新しい姿であり続ける「常若(とこわか)」を目指したものと言われていますが、伊勢神宮の社殿は2000年前の弥生式建築の流れを汲む非常に古い建築様式であり、20年という周期はその建築技術を次の世代に伝承していくためにもちょうど良いサイクルだったと言えるかも知れません。結果的に、現存する最古の木造建築である法隆寺よりもさらに古い時代の建築を、ハードウェアだけでなくソフトの部分まで見事に保存していることになります。また、遷宮の際に必要な木材を確保するために、神宮が広大な森林を経営しているなど、幅広い技術・文化の保存に寄与していると言えそうです。

新しくなった内宮の正宮社殿は、かやぶきの屋根も、白木の柱や壁も生き生きとした雰囲気を醸し出していました。参拝する私たちの方も、新鮮なすがすがしい気持ちにさせてくれます。もっとも、そこで祈る中身の方は、これまでとそう変わるわけではないんですけどね。


例年通り、この時期の神宮周辺は一般車両の通行が制限され、参拝者は県営体育館サンアリーナに設けられた臨時駐車場から、シャトルバスに乗って神宮に向かいます。昨年の内宮行きのバスは、内宮の入口である宇治橋の大鳥居すぐ手前、内宮駐車場まで私たちを運んでくれましたが、今年のシャトルバスはさらに手前の宇治浦田駐車場が降車場になっています。

ここから宇治橋までは約1km。神宮の門前町を通り抜けて行くことになります。帰り道にお土産を観ながらのんびり散策するのなら良いのかも知れませんが、人であふれかえる中、参拝のために一路大鳥居に向かう往路は、正直なところ苦痛でしかありません。案内標識の整備も十分ではなく、初めて参拝に訪れた人では迷子になりかねません。門前町の売り上げ向上には役立つのでしょうけど、もう少し違うやり方があるような気もします。

宇治橋を渡った後、境内を歩く道は一転して意外に空いていました。「遷宮効果」で例年よりも多くの人が訪れて、元旦の参拝並みに待ち時間があるのではないかと危惧していましたが、蓋を開けてみるとほとんどノンストップ。実にスムーズにお参りすることができました。もっとも、これは午後3時過ぎという参拝時間が良かったのかも知れません。どうやら午後イチあたりが参拝客のピークのようです。

しかし、一番大変だったのはこの日の帰り道でした。渋滞に巻き込まれるであろうことは予想していましたが、高速道路は伊勢市内から断続的に渋滞が続き、名阪国道と合流する亀山市の手前あたりからはほとんど動きがなくなるほどの酷い状態に。仕方なく、この後は2010年の元旦参拝と同じように国道1号→国道23号→伊勢湾岸道というルートを辿りました。

伊勢湾岸道の豊明ICからは、国道1号線ではなく国道23号線に乗りました。蒲郡市街を抜ける一部区間を除いて、ほぼ全線で立体交差が整備され、国道1号の潮見バイパスに直結しています。これなら、信号が結構多い国道1号線を走ってくるよりもずいぶん楽です。それでも、結局帰宅は午前1時頃になってしまいましたけどね。


大変な一日ではありましたが、この日収穫だったのは、娘がほとんど抱っこをせがまず、道中ほとんどを自分の足で歩いてくれたこと。伊勢に来るごとに、歩ける距離が伸びているのを実感します。これはありがたいですね。さすがに、どんなにかわいい娘でも、体重20kgほどの6歳児を抱っこし通しでは、私の身体の方が持ちません。

…もっとも、妙にハイテンションだった彼女は、強力なパワースポットでもある伊勢で、ナニか受信していたのかも知れませんけどね(笑)。


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