「レッツノートMX3シリーズお試しキャンペーン」に当選し、このたびレンタルしていただくレッツノート・CF-MX3の「お試しキット」が、宅配便で2月21日・金曜日に届きました。外観は、ノートパソコン1台が入っているにしては妙に横長の段ボール箱です。「キット」を名乗っているくらいなので、もしかすると本体以外にも何か入っているのかも?と思いつつ、ワクワクしながら箱の封を解きました。
すると、中に入っていたのは外箱とほとんど同じプロポーションの横長の箱。そもそも、CF-MX3の梱包箱自体がこんな横長の形状になっているんですね。箱には、「CF-MX3SEGJR」という型番が書かれたシールが貼付されています。パナソニックストアで販売される直販仕様のハイスペックモデルではなく、店頭販売仕様のMicrosoft Office搭載モデルのようです。
同梱されていた製品カタログによると、CF-MX3SEGJRは1.6-2.6GHz動作のデュアルコアCPUとGPUがワンパッケージになっているCore i5-4200Uを搭載し、メモリーは4GB、SSDは128GB搭載しています。このあたりは、今どきのUltrabookとしては標準的なスペックといえそうです。もちろん、レッツノートのすごさはスペック表で計れる部分以外に隠れている…というのが今まで示されてきた実績なんですが。これから2週間のレンタル期間で、その真価を探っていきたいと考えています。
「お試しキット」の箱の中身は、CF-MX3本体とACアダプター等標準添付品一式。そして、レンタル品専用の簡易マニュアルがA4版の用紙数枚に印刷されて添付されています。ここには、返却する際のリカバリー作業の方法、既にセットアップされていて自由に使えることになっているWiMAXの接続方法などが解説されています。返送用の着払いの宅配便の送り状もあります。
普通に購入した製品の場合、電源を入れた直後にWindows 8.1の最終設定画面が起動し、アカウントを作成するなどの作業があるのですが、今回はレンタル品ということで既にローカルアカウントが作成されていて、「letsnote01」ユーザーのスタート画面が表示されました。まずは、私のMicrosoftアカウントでログインするように設定して、現在デスクトップ機で使っている設定の移行作業を行う…ということになりますが、このあたりについては改めてご紹介しようかと思います。
CF-MX3については、まだ店頭で実際の製品を見たこともなかったので、今回が初のご対面となります。まずはモバイルノートPCとして重要なサイズ感と重量感の確認をしておきましょう。幅301.4mm・奥行き210mm(いずれもカタログ値)というプロポーションは、A4判の用紙とほぼ同じフットプリントということになります。CF-AX3よりも明らかに大きなことを実感できます。厚みの方は、大きな突起物などのないほぼフルフラットな形状です。レッツノートのアイデンティティのひとつでもあるボンネット構造も、段差の非常に小さい造形になっています。
CF-MX3には、カーボン複合素材の天板やカーボン強化マグネシウムの筐体など、この機種で初めて採用される新素材がふんだんに使われていますが、塗装は従来通りのシルバーで、見た目では違いは全く分かりません。しかし、このクラスとしては圧倒的に軽量なのに、手でひねってみても全く不安を感じない強度が確保できているのは確認できます。
その重量は、カタログ値では「1.198kg」と記載されていますが、実際にはかりの上に載せてみたところ、1,195gの値を示しました。ほぼ設計通り、誤差の範囲内…といったところですね。これまで私の手元にやって来たレッツノートたちは全て、カタログ値よりもわずかに軽く仕上がっていましたが、今回も同様。カタログの重量は「平均値」と書かれていますが、どうも中央値ではなく、大多数のロットで確実に達成できる安全圏内の値を書いているような気がします。
ACアダプターの方は、電源ケーブルまで含めた一式で241g。本体部分だけなら178gだったんですが、添付されている100V用の電源ケーブルがかなり太いので、これが総重量を押し上げています。
ちなみに、ACアダプターには、電源ケーブルと共に壁のコンセントなどに直結できるウォールマウントアダプターも添付されていて、これを組み合わせると重量は198gとなり、かなり軽量化されます。もっとも、カタログ値で15時間動作する製品ですから、日帰りならおそらくACアダプターは不要で、持ち歩かなくてはならないのは泊まりがけの出張などのときだけのような気もしますけどね。
各種設定を進め、今日の記事もCF-MX3を使って作っていますが、まだキーボードの配列に慣れず少々ストレスが溜まっています。CF-MX3のキーボードは、横方向のピッチはフルキーボードと同じ19.0mmを確保している一方で、縦方向のピッチは15.2mmしかありません。人間の手の指は横方向に並んでいるわけですから、横方向のピッチの方が重要性が高いはずで、そこを意識した配列だと思うのですが、どうも縦移動で打ち間違えてしまいます。また、キーボードの右の方にある記号キーなどは、位置の大移動はしていないものの、横方向のピッチもずいぶん小さくなっています。
特殊キーの配置もノートPCではどうしてもイレギュラーになりがちなんですが、CF-MX3で気になるのは、右カーソルキーの右にFnキーがあること。右移動をしようとしてFnキーを叩いてしまい何も起こらない…という現象に、既に何度も遭遇しています。キーストロークが2mmも確保されていて、押し下げて打ち込む感覚自体は良好なのに、何ともイライラします。
もっとも、昔からレッツノートでかなり特殊な配列のキーボードと付き合ってきましたから、しばらく使っていれば慣れてくるのかな?という気はしています。デスクトップ用のフルサイズのキーボードとの併用でも、ちゃんと適応できてしまうものです。2週間でどのくらいのレベルに達するのかは不安もありますが…。
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