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野望への地ならし (3)

先週末祝日だった11日の火曜日と、仕事が休みになる度に庭造りの作業に勤しんでいます。もちろん、この週末もやる気満々だったんですが、週末の14~15日にかけて、またしても爆弾低気圧が日本列島を駆け抜けて、太平洋岸の広い範囲で荒れ模様となりました。

今回も、先週に続いて雪が各地で猛威を振るったんですが、またしても浜松は降雪なし。しかし、14日は猛烈な風雨に見舞われて、私は仕事帰りに傘を壊してしまいました。突風に直撃されて、一瞬「空を飛べるかな」と思ったんですが、幸か不幸か持って行かれたのは傘だけ。もはや使い物にならなくなった傘を片手に、田んぼの広がる田舎道のど真ん中で、とても書けないような品のない雄叫びを上げてしまいました(苦笑)。

レンガ敷きの穴は池になりました

…というのはともかく、心配だったのは、掘った状態のままだったレンガ敷き用の穴が、雨に洗われて埋まってしまわないかどうか。低気圧の来襲する前に、家ではシートを掛けておいてくれたのですが、15日にシートを剥がしてみると、下は見事に池になっていました。それでも、穴自体はほとんど崩れていなかったので、シートを掛けた効果は十分あったと思います。

整地した庭にも大きな水たまりが

一方、整地した庭の方にも大きな水たまりが出来上がっていました。水の溜まり方を見ると、整地が水平に仕上がっていないのは一目瞭然。さすがにこれだけはっきり見せられると凹みます。それでも、レンガ敷きの穴共々、水が溜まったおかげで水平が確認できたわけで、参考にして修正しよう…と、とりあえず写真を撮っておきました。


日曜日・16日には、水もすっかり引いて、また作業ができる状態になりました。午前中にホームセンターに資材の買い出しに出かけ、昼食を済ませてから作業に取りかかることにしました。

今回、レンガを地面に埋め込んで舗装にするわけですが、掘った穴の土の上に、直にレンガを置くわけではありません。穴の底には、まずは砂利を敷き詰めて水平に固めます。次に、レンガの高さになるところまで砂を敷き詰めます。砂の上に、ちょっと埋め込むようにしながらレンガを並べて、位置を決めていきます。最後に、レンガの間の目地に細かい真砂土などを埋めて、水を掛けて固めます。

本格的にやろうとすると、砂の層にはセメントを混ぜてモルタルにするんですが、今回はセメントは混ぜない「砂決め」で行きます。クルマが上を走るのでなければ、強度的にはこの方法で十分ですし、モルタルで固めない分だけ、後から補修するのも楽になります。

前回までの作業で、現地で発生した石ころを敷き詰めてありましたが、これだけでは分量が足りないだけでなく、平面が出来上がっていないので後の作業が困難です。そこで、ホームセンターでは「路盤材」を購入しました。路盤材は、大きめの石から細かい砂までいろいろな大きさの粒が混ざったもので、堅い平面を仕上げやすくなっています。これを石ころの上に被せて敷き固めようと考えました。

また、さらにその上に被せる砂も購入してきました。路盤材と合わせて10袋以上、200kgを超える重量になりましたが、我が家のデリカD:5ならこのくらいの荷物は何とか積んで帰って来られます。レンガを買ってくるときには、300kg以上の重量になると想定されるので、ホームセンターでトラックを借りることになりそうです。


路盤材を敷き詰めます

まずは、砂利の層を作るため、路盤材を敷き広げます。この段階で、水平面が仕上がっているように注意して作業します。ここで傾いた状態になってしまうと、後で水平に修復するのは相当苦労するでしょう。路盤材は、細かい石が大きな石の間に入り込んで固まる性質なので、剥がして敷き直そうとすると細かい石は底の方に落ちてしまい、取り扱いが意外に難しい材料です。敷き広げは慎重に、慎重に行いました。

砂も敷き詰めました

路盤材で作った水平面の上に、均一に砂を敷き広げていき、板を使って押し固めます。先にも説明したとおり、この上にレンガをちょっと埋め込むようにしながら並べていくので、レンガの厚みを足したときに、予定の高さよりもわずかに高くなるように仕上げておきます。

レンガを仮置きします

この「レンガの厚み」を確認するために、ここに敷き詰める予定のレンガを数個購入してきました。実際に掘った穴の大きさに収まるかどうかも、合わせて確認しています。今回用意するレンガは、縦19cm×横9.5cm×厚み4.5cm程度のアンティークのレンガ。アンティークというのは、もともと他の建築物などに使われたレンガを集めて再利用している「中古品」で、均一でない色目、角や表面が削れて不揃いな形状などで独特の味があります。ちょうど我が家の場合は煙突のレンガ模様とよく似た雰囲気になりますね。

大きさについては、あまりぴったりにしてしまうと穴の中に入りきれなくなって困るかも…と思い、縦20cm×横10cmを基準にして設計しました。表面が凸凹していてぴったりとハマらない分、この程度の余裕を持った枠でも、ほとんど目地を考慮せずにちょうど収まる感じです。


午後3時半過ぎにここまでの作業が完了しました。しかし、まだ敷き詰める分のレンガを買っていませんでしたし、200個以上のレンガを持ち帰ってくるのは大変な作業であることを考えると、これから買いに行ったとしても、日が沈む前に作業に取りかかれるかどうかは怪しいところでした。というわけで、今週末の作業はここまで。続きはまた後日としました。

しかし、今週もまた天気の崩れる予報が出ているようで、せっかくここまで作った下地がまた荒らされてしまわないかちょっと心配です。多少修正しなくてはならないのは仕方ないとしても、激しく打ち付ける雨で大打撃を受けないように、祈ることにしましょう。


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