先週末に作ってあった砂場の穴に、砂を入れました。これでようやく「砂場」になりました。早速、娘はこの砂場で楽しそうに遊んでいます。
先週にもちょっと話題にしたとおり、この砂には「抗菌砂」というのを使っています。これは、加熱するなどして滅菌した砂に抗菌剤を混ぜ込んだもので、その砂自身だけでなく、周囲の土などに対しても雑菌の繁殖を抑える効果があるのだそうです。実際に公園や学校、陸上競技場(幅跳びなどに使いますよね)などの砂場でも使われています。袋の裏側を見ると、抗菌効果と共に、「急性経口毒性試験」という記述があります。子供たちが口にしてしまったときのことまで考えられているんですね。
そんな高機能な砂なので、ホームセンターで15kg入りの袋が1個あたり1,000円前後と、結構高価です。最初は5袋もあれば穴が埋まるかな?と思って買ってきたんですが、全く足りず、さらに3袋を追加。想定外の出費になってしまいました。この抗菌砂に限ったことではなく、ホームセンターで袋に入って売られている土や砂、砂利などは、だいたい見当を付けて買ってきたつもりでも、現場に出してみると足りないことが多いです。単に感覚が掴めていないのかも知れませんけどね。
一応ここまでで砂場は完成…というわけなんですが、もう少しやっておきたいことがありました。レンガの縁取りの外側を幅5cmほど掘り込んで、そこに「固まる土」を入れました。また、レンガ同士の隙間にも同じ土を入れました。
この「固まる土」は、水をかけると固まる…という細かい砂で、雑草が生えてくるのを防ぐための舗装材として使われているようです。「まさ太郎」「まさ王」「雑草キラーズ」など、同様の商品が多くの会社から発売されています…何だろう、このネーミングセンスは(笑)。水を加えるとセメントと同様の原理で化学反応を起こし硬化するのだそうで、基本的には天然の材料ですから、接着剤などで固めるよりは安全でしょう。
レンガが容易にずれないように固めておきたい…と思い、当初からこの作業は予定していたんですが、もうひとつ、どうしてもやっておきたい理由がありました。砂を入れた後で一度雨が降ったんですが、このときにレンガの縁取りの隙間から水が砂場の中に流れ込み、水たまりを作っていたんです。砂場の底は砂利敷きで、水はすぐに抜けるように考えてあるのですが、外から余計な水が入らないためにも、こうして周囲を固めておくのは有効です。
土を入れた後で、上からじょうろで水をかけておきました。すぐに固まるわけではなく、最初は普通に湿っただけのように見えますが、数時間放置すると、想像も付かないくらいカチカチに固まります。そして、一度固まれば、再び水がかかっても柔らかくなることはありません。今日も雨が降っていますが、砂場への水の流入は完全に防いでいます。
駐車場のような強度の必要な場所には厳しいかも知れませんが、結構いろいろな色が用意されていますし、お手軽に地表面を被覆できる便利な資材ですね。他の場所にも使ってみるつもりです。
最初に彼女を遊ばせたときに、いきなり彼女は砂場の砂をスコップですくい、外に置いてあった植木鉢に移し始めました。100%確実に運べるわけでもありませんから、入れたばかりの砂は砂場の外にどんどんこぼれていきます。
砂はどうしても少しずつ逸散してしまう消耗品だ…と割り切っているつもりでしたが、さすがにいきなり大量にばらまかれてしまうと辛いところ。とはいえ、「この砂買うのにいくら払ったと思ってるんだ」なんて叫んだところで、彼女には関係ないことですし、そもそも楽しく遊んでもらうために作った砂場なのに、それを禁止して泣かせてしまっては、何のために作った砂場なのやら。…というわけで、娘が砂場で遊んでいるのを見ている私の顔は、何とも複雑な表情だったはずです。
もちろん、彼女に楽しく遊んでもらえるのがいちばん。砂場はどんどん使ってもらいたいですね。妙な神経を使わなくて済むように、砂の予備はちゃんと買い置きしておきましょうか。
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