ゴールデンウィークから梅雨入りする前にかけてのこの時期は、過ごしやすい陽気の日が多く、週末はどこかに出かけたくなりますね。そんな人たちを引き寄せるべく、全国各地で週末の度にいろいろとイベントが企画されているようです。
実は、この週末から4週連続で、妻の経営する雑貨店は静岡県西部の各地で開かれるイベントに出店することになっています。妻の店とはいえ、イベント出店ではこのときだけ必要な作業も多く、彼女ひとりだけで全てを仕切り回すのは大変です。私も手伝いで一緒に出向くことになります…というより、とても「ひとりで行ってこい」なんてかわいそうで言えません。
妻は主婦として毎日家事を切り盛りしなくてはならないものの、店を営業しているのは週3日。日曜日にイベントがあっても、月・火・水曜日は昼間は娘が学校に行っていますし、時間を作ってゆっくり体調を整えるのに使えます。一方の私は、本業の週5日勤務に加えて週末もイベントでひと仕事(とはいえ全てボランティアですが)…となると、休む日がほとんどなくなる事態に。疲れを溜めないような体調管理が重要になります。もっとも、普段から週末は庭いじりなどで平日以上に身体を虐めまくっている…という話もありますが。
実際に、妻も昨年秋に3週連続で週末イベントに打って出たときには体調を崩しましたし、本当に今回の四連チャンが走りきれるのかどうかは、正直なところ不安たっぷりです。…まあ、エントリーしてしまった以上、後は頑張るしかないわけですが。
今日は、浜北中日ハウジングセンターで行われた「輪.コム(わごむ) vol.8」に出店しました。昨年の秋の3連チャンでも最後を飾ったイベントです。浜松市浜北区内の雑貨店・shop ohanaさんの主催で、その名の通り今回で8回目。年に2回の雑貨マーケットイベントとして、かなり定着してきたようです。
イベント出店の経験をそれなりに積んできたので、準備にもずいぶん慣れてきました。今回は、妻がPTA関係の用事などで前日に十分動けない状態だったのですが、それでも、彼女はきちんと通常どおりに店を開けた上で、日付が変わる頃までの作業でほぼ荷造りを済ませていました。娘が最近特に妻に甘えるので、学校や学童保育に出かけているときか、もしくは寝付いてからでないと本格的に準備に取りかかれないんですが、その中で良くもこれだけ短時間で…と感心します。
妻の店はレンタルボックスで50人ほどの作家さんの作品をお預かりしていて、これに加えて彼女自身の作品やハンドメイド用の材料も売っています。各ボックスに作家別に入っている多種多様な商品を、商品カテゴリーごとに仕分けて、限られた積載スペースに収められるようにほぼ全てを荷造りするのは、実はかなり高度な技能です。彼女に言わせると「もう慣れてきた」らしいんですが、作家さんも作品も随時入れ替わっていくわけですから、やっぱりとんでもない能力だと思います。少なくとも私には到底真似できません。
一方の私は、荷造りの終わったコンテナボックスをデリカD:5の車内に積み上げて、これまた多種多様な備品と一緒に詰め合わせていきます。妻と娘と合わせて3人分の座席を確保しておく必要がありますから、荷室スペースは最大限で使うことができません。備品の組み合わせも、イベントで使えるスペースに応じて少しずつ変わってきますから、これはこれで意外に頭を使う作業です。
当日は快晴。暑くなりそうなのはマイナスポイントではありましたが、絶好のイベント日和でした。昨年秋のvol.7と比べると、出展者がかなり増えています。前回は中央の芝生広場と遊具がある子供広場をぐるりとテントが取り囲みましたが、今回はそれだけでは足りず、全ての通路にテントが並ぶことになりました。
私たちの店のスペースも、他の店と同様にワンタッチのタープテントを立てて臨時の店を作ります。タープを立てる場合、とても重要なのが強風対策。四隅にコンクリート製の重石を置いて屋根からロープを引っ張ったほか、芝生の上にある2本の足にはペグを2本ずつ打ち込んで万全を期しました。おかげで、強風で揺れることはありましたが、飛ばされそうになるほどのことはありませんでした。
店のレイアウトは、タープの屋根の下に奥まで入り込んでもらうように仕掛けるのが基本。今回のように日差しが強いときには日よけとして有効ですし、悪天候のときには雨をしのいでもらうこともできます。その代わり、このレイアウトだと自分たちは屋根の外で仕事しなくてはならないことが多く、座れないことも含めて結構体力を消耗するのですが。今日も首の後ろが日焼けで少々ヒリヒリします(涙)。
10時のイベントオープンから12時半頃まで、私たちの店には人が途絶えることがありませんでした。また、来店していただいた方の商品購入率も結構高かった印象があります。店のレイアウト、商品の並べ方などがだんだんウマくなってきたのかも知れません。…もちろん、これは私ではなく全て妻が考えてやっていることですが。
それにしても心残りだったのが、今回は娘が妻に甘えてすっかりベッタリになってしまったこともあり、私が店番をしている時間帯が結構長かったこと。むさ苦しいオヤジが店番をしていることで、せっかくの販売機会を大量に失っているのは間違いないと思っています。売上げはvol.7のときと同じくらいだったそうですが、私がもっと娘の相手をできれば、まだまだ伸ばせたかも知れません。
前回の輪.コムのときにも思ったのですが、せっかく住宅展示場をお借りして行っているイベントなのですから、モデルハウスの中も売り場に活用できないのだろうか?と思います。住宅メーカーの皆さんにとっても、多くのお客様にモデルハウスを見ていただけるのは利点になるはずです。モデルハウスの中なら空調が効いていて年中快適ですから、お客様にも出展者にも嬉しいですよね。
本来そうした目的で使うことを想定して作られていないので、もしかすると私たちには想像も付かない問題点もあるのかも知れませんが、一考の価値はあるのではないかと思います。さすがに自分でやるわけには行かないのですが、どなたか企画してみませんか?
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