久しぶりに、妻と二人で演奏会に出かけました。演奏会の席では、携帯電話等が途中で鳴り出さないように、電源を切るかマナーモード等の音が鳴らない状態に設定するのが礼儀です。
私が使っているAndroidスマートフォン・AQUOS PHONE Xx 206SHの場合、画面の点灯中なら画面上端から中央にスワイプして通知画面を呼び出すことで、各種マナーモードへの切り替えが可能です。
また、上端側面の電源ボタンを長押しすることで表示される電源オフ・再起動等を選択する画面でも、マナーモードへの切り替えができます。どちらにしても、一度画面を点灯させた後で、タッチパネルを操作することになり、意外に手間を食う作業です。暗いホールの客席で行おうとするとかなり目立ちます。
フィーチャーフォン時代は、特定のボタンの長押しで設定できる製品がほとんどでした。マナーモードへの切り替えは、スマートフォンに持ち替えてから、不便に感じていることのひとつです。
一方、妻が使っているiPhone 5の場合なんですが、実はもう使い始めてから1年ほどになるのに、妻はマナーモードへの切り替え方法を知りませんでした。音を止めたいときには、とりあえずボリュームを最小にしたり、LINEなどのアプリの通知機能を切ったり…と四苦八苦していたようです。
「どうやるの?」と妻からiPhoneを渡されて、タッチパネルを撫でながら通知画面や設定画面などを呼び出してみるものの、それらしいアイコンや説明文は全く見当たらず、どこで設定すれば良いのか皆目見当が付きません。私もiPhoneユーザーではありませんから、渡されても困ってしまうんですが(苦笑)。
当てもなく触っているくらいなら…と、Googleで検索してみたところ、全く予想だにしなかった事実が判明。iPhone 5の場合、左側面上部にあるスライドスイッチが、「サイレントモード」へと切り替えるスイッチなのだそうです。タッチパネルで全てを操作する文化を電話の世界に持ち込んだiPhoneが、ここでまさかのハードウェアスイッチ。知っている人には当たり前のことなのでしょうけど、私には大きな驚きでした。
しかし、これならワンアクションで確実にサイレントモードとの行き来が可能。緊急性が必要な場面もある機能ですし、ハードウェアスイッチでの実装は実に合理的です。単にオシャレに走っているわけではなく、Apple社のデザインはやっぱりスゴい!と思った出来事でした。
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