先日ご紹介した、Wi-Fiによる無線通信機能を内蔵したSDHCメモリーカード・eyefi(あいふぁい)。実戦デビューは、月曜日・24日から出かけた家族旅行になりました。この旅行、妻と娘だけではなくお義父さんとお義母さんも同行してくれました。合計5人の大所帯。このメンバーで泊まりがけで出かけたのは、実に6年半ぶり。できることなら、年に1回くらいはこうして出かけられるといいですね。
24日に修善寺虹の郷からSNSに投稿した写真は、α55で撮影して、eyefiカードで206SHに転送したものを使いました。画像の鮮明さも、色合いも、206SHの内蔵カメラで撮影したものとはレベルが違いますね。画素数では大差ありませんし、レンズの明るさでは単焦点レンズであるスマートフォン内蔵カメラの方が有利なはずなんですが、写真撮影がメインの機能なのか、数ある機能の中のひとつなのかの差は歴然としています。
SNSに載せる全ての写真にそこまでのクオリティが必要だとは思いませんが、ここぞという場面で使えるオプションとしては、デジタル一眼からの画像転送は効果的だと思いますね。今後もぜひ活用していきたいところです。
ところで、今回実際に使ってみて、eyefiカードを使う上で気をつけなくてはならない点が見えてきました。eyefiカードの無線転送機能が有効になっている場合、写真が撮影されると、カード内のメモリー部分に画像データが記録された後で、そのデータが無線で送信されるわけですが、無線LANの規格はIEEE802.11b/g/n対応である程度速度が確保できるとはいえ、一連の作業にはそれなりに時間がかかります。
このため、eyefiのマニュアルにも、送信が行われている間はカメラの電源を切らないように…という注意書きがありますが、そもそもデジカメのメモリーカードスロットはこういう使い方をされることが想定されていないのが普通です。特に私の場合、電力消費が大きくなりがちなα55で少しでも電池を長持ちさせるために、操作がないときにパワーセーブモードに入る時間は最低限に設定していますし、シャッターを切った直後に電源スイッチを切る動作は、既に習慣になっています。
24日は、撮影中にメモリーカードのエラーでα55の動作が停止してしまうことが何度かありましたが、どうも予期しないタイミングでeyefiカードへの電源供給が止まってしまったことが原因になっていたようです。もともと、メモリーへの書き込み中に電源供給が止まっては困るはずで、そのための制御もしているはずだと思うんですが、使っている範囲では他の理由が思いつきません。
とりあえずは、パワーセーブに入るまでの時間を少し延ばした上で、eyefiカードへの転送は常時無線を繋いでおくのではなく、ここぞというときにだけ行うようにして使っています。メモリー上のデータエラーも修復しておきました。これでエラーが改善しないようでは、ハードウェア的な問題かカメラとの相性か…ということになってしまいますが、しばらく様子を見てみましょう。
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