先日の島根行きの際には、もちろん購入したばかりの新しいレッツノート・CF-RZ4も持って行きました。別に、このときを狙って購入したわけでもありませんし、CF-RZ4を持っていくために出張を決めたわけでもないんですが、いろんな巡り合わせがちょうど一致したんですね。
寝台特急・サンライズ出雲の車内でも、CF-RZ4を開いてインターネットからの情報収集や訪問先の予習をしました。寝台車の個室には、「シェーバー用」とは書かれているものの、AC100Vの電源コンセントがあったので、ACアダプターで電源をとりました。
さすがに車内にWi-Fiのアクセスポイントがあったりはしないので、通信手段は内蔵のワイヤレスWAN。曲がりくねって山中を進む伯備線の車内でも、ごく一部で通信がLTEから3Gに切り替わっていたものの、ほぼつながりっぱなしだったようです。
翌日の山陰本線でも、ワイヤレスWANの通信状況はかなり安定していました。といっても、全区間で動画をストリーミング再生していたわけでもないので、常時安定接続できていたかはわからないんですが、操作している中で、自然にインターネットにアクセスし、自然に情報が降ってくる…という作業フローが実現できていました。
これと比べると、スマートフォンの206SHでは、つなぎたいときにつながらない…という状況が何度かあって、頼りなさを感じました。以前にもご紹介したとおり、CF-RZ4に内蔵のワイヤレスWANはNTTドコモ回線。206SHのソフトバンク回線との「つながりやすさ」の差が出てしまっているのかもしれません。ソフトバンクも、シロイルカの「島根のおじさま」をCMに起用したことがあるわけですし、地方での接続性改善にもうちょっとがんばってもらわなくては。
今回宿泊したホテルは、2カ所ともWi-Fiによるインターネット接続を提供していたので、CF-RZ4でも利用しようと思えば利用はできました。しかし、アクセスポイントとの接続が暗号化されていないようだったので、Wi-Fiは使わずワイヤレスWANを使うことにしました。
インターネットにつながるルーター部分ではセキュリティ設定が行われている…という旨の説明書きがあるホテルもありましたが、無線接続の部分の方がずっと危ないという認識はあるんでしょうか?。暗号化されていないということは、アンテナさえ立てれば傍受できてしまうわけですし。
今回は出番がありませんでしたが、有線LANのみでインターネット接続が提供されているホテルでも、CF-RZ4ならケーブルが直結できます。ディスプレイへの出力にもHDMIの他にアナログRGB出力が用意されているように、本体のみで多様な外出先の状況に対応できるのがレッツノートの強みです。
実は、CF-RZ4にはもう一つ、今回の島根行きで役に立つ仕事がありました。それは、206SHへの電気の供給です。電波状況があまり良好ではなく、どうしてもバッテリーの消耗が激しくなりがちだった206SHでしたが、移動中の車内に電源が確保されている場所ばかりではありません。そんなときに、CF-RZ4とUSBケーブルで接続すれば、充電することが可能です。
CF-RZ4に装備されている3つのUSB3.0端子のうち1つは、他のポートよりも大電流を取り出して充電用に使える仕様になっています。この充電機能は、CF-RZ4が起動していない状態でも、さらにはACアダプターが接続されていない状態でも機能させることができます。超大容量のモバイルバッテリーを持ち運んでいるのと同じことができるわけです。
もちろん、外部デバイスに充電すれば、肝心のCF-RZ4を使うための電力を消耗してしまいます。全体の移動計画を考えて、充電機能の使いどころは吟味しなくてはなりませんね。
そのCF-RZ4のバッテリー動作でのスタミナなんですが、こちらの方も全く問題なし。全く手加減なしに、仕事でメモ帳代わりに使い、移動中もネット接続も含めて使いたいところで使いまくりましたが、バッテリーの残量を気にする必要は全くありませんでした。
日帰りならACアダプターは不要と断言できます。毎日職場まで往復するときも、CF-RZ4の本体だけを持ち歩き、ACアダプターは鞄に入れず、職場にも置いていません。ACアダプターの重さを気にしなくてはならないのは、今回のような長期の旅行になる場合だけですね。
コメントを残す