…念のために言っておきますが、これは決して誤植ではありません。もちろん、一般的には「年末はやっぱり第九」だと思いますし、実際に今年も聴きに出かけましたが、私にとっては大工も第九と同じくらい納得できる正解だったりします。
年末年始の休みは、私にとっては貴重な長期休暇です。まとまった時間が取れるとなると、ぜひやっておきたいことのひとつに日曜大工があります。一昨年も、年末の休みの間に門扉の改造を行いました。
今回どうしてもやっておきたかったのが、先に購入した無線LANのアクセスポイントの、「あまりにも残念な」ACアダプターに目隠しをすること。これを実現するためのアイテムとして、テーブルタップや余ったケーブルなどを収める「ケーブルボックス」というハコが雑貨屋などで売られていますが、全面天然木の内装のログハウスですから、やっぱり木を使って隠したかったんです。
幅7cm、長さ60cm、厚み9mmのヒノキ材の板1枚を購入し、ホームセンターの工作室で長さ30cmずつの半分に切断してもらいました。これをL字型になるように接着します。実は幅7cmというのがミソで、これは内装の幅木(はばき;壁と床の間に、継ぎ目を隠すように回してある細長い部材)の高さと全く同じ。L型の木を幅木に引っ掛けるように載せてやれば出来上がり…というわけです。
無塗装だと、ヒノキの白さがあまりにも目立ってしまうので、内装の塗装と同じカントリーウォールナット30の室内用塗料で塗りました。写真だとまだ白っぽいように見えますが、肉眼で見ると内装の色にちゃんと馴染んでいます。中にほこりが溜まったときに掃除しやすいように、この目隠しの固定にはマジックテープを使いました。いつでも簡単に取り外せます。
目隠しに塗装するついでに、塗装が延び延びになっていた、妻の店のイベントで持ち運んで設置する新しい飾り棚にも、同様に色を塗りました。塗ったか塗らないかよく分からないような薄い色ではありますが、屋外で使うこともある棚ですから、やはり塗装は必須です。
実は、この飾り棚の柱は、先日ご紹介したときからさらに改良したものです。これも、年末休みの間に作業しました。蝶番で折りたたまれる、後ろ側になる部分の柱を、1×4の一枚板から、角材の柱2本をつないだハシゴ状に変更しています。
先月のイベントで試しに妻に使ってもらったんですが、組み立てるのに結構苦労した…ということで確認してみたところ、1×4の板が大きくねじれていました。これでは、蝶番を90度に開いて柱を立てても、蝶番の無いいちばん上といちばん下の段では全然直角が出ないことになり、棚板をはめることができません。
ハシゴ構造にしたことで、ずいぶんねじれは抑えられるはずです。今年も3月頃からイベントへの出店が始まります。さらなる活躍を期待しましょう。
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