新しいレッツノート・CF-RZ4は、職場との往復中だけでなく、もちろん自宅でも積極的に使っています。
800gを切る軽量な筐体のおかげで、どの部屋にでも気軽に持ち歩けます。さすがに防水仕様では無いので、風呂やトイレなどの水回りには持ち込みませんが、この時期だと、薪ストーブの真ん前や、ロフトに寝転がっての作業が楽しいですね。もう少し暖かくなれば、デッキに持ち出すのも良さそうです。
年末年始の休みの間、ACアダプターには繋がずに、家の中で使いたい場所に持ち運んでは開く使い方をしていたところ、3日目の夜にバッテリー残量が10%になり、充電を促すメッセージが出てきました。ひと晩ACアダプターに繋いでおけば、楽々満充電になります。あまり神経質に、こまめにACアダプターに繋ぐよりは、ある程度空っぽになるまでバッテリーで使い切った方が、「ヒモ」に縛られずに使えるので便利です。結果的に、充電回数も少なくて済み、バッテリーの寿命が延びますしね。
さて、電源だけでなく、ネットワークへの接続でも、ヒモ無しでつなげられた方が快適なのは言うまでもありません。インターネットへの接続だけでなく、我が家の場合は家庭内ネットワークにも意外に多くのものがぶら下がっているんですが、どちらに繋ぐときにも共通に使えるのが無線LANです。
もちろん、私のCF-RZ4にも、ワイヤレスWANだけでなく無線LANの機能はちゃんと内蔵されています。最新の規格であるIEEE802.11acにも対応し、最大866.7Mbpsの速度で通信できる能力を持っているのだそうです。我が家を建てるときには、有線LANのネットワークはカテゴリー6の配線を引き回してあり、家庭内では1Gbpsでの通信が可能になっていますが、866.7Mbpsともなると、有線LANとほぼ変わらない能力を持っていることになります。
一方、我が家では既にスマートフォンや妻のノートパソコンなどと接続するために、無線LANのアクセスポイントを設置しています。こちらは、IEEE802.11nに対応し、最大300Mbpsでの通信が可能です。もちろん、CF-RZ4もこのアクセスポイントに接続できるので、とりあえずはこの状態で使っていました。これでも、インターネット接続の場合は相手先がボトルネックになることが多く、実用上は全く問題ないのですが、NASやブルーレイレコーダーなどにアクセスしようとすると、通信速度には余裕があった方が望ましいところです。
CF-RZ4だけでなく、私の使っているスマートフォン・206SHもIEEE802.11acに対応していて、最大433Mbpsで通信することができます。昨年1月に、それまでドラフト版だった規格が正式版になり、今後は802.11ac対応のデバイスもどんどん増えてくるはずです。CF-RZ4導入を機会に、IEEE802.11ac対応のアクセスポイントを設置することにしました。
新しいアクセスポイントには、NECのAtermWG1800HP2を選びました。CF-RZ4では、IEEE802.11acは最大866.7Mbps対応なので、下位モデルのWG1400HPでも十分なはずですが、現状では最高スペックである最大1,300Mbps対応のWG1800HP2で、将来の展開に備えます。
自宅での無線LAN利用歴はもう10年以上になりますが、実は初めて導入した無線LAN機器もNEC製品でした。その後、いくつか他のメーカーの製品も渡り歩いてきましたが、最近はNEC製の指名買いをしています。安定した動作で、初期設定を済ませた後は放りっぱなしにできる安心感がありますね。私だけでなく、巷での評価もかなり高いようです。
コンパクトでスッキリしたデザインの筐体も好印象です。スタンドで立てて卓上に置くほか、スタンドを付け替えて壁に取り付けることもできます。芸が細かいのは、壁掛け状態にしたときでも、本体と壁とが密着せず、間を空気が流れるようになっていること。この構造は放熱面で有利なはずです。24時間動かしっぱなしにする機器ですから、この辺りの配慮は大事ですよね。
しかし、何とも残念なのは、ACアダプターが、直方体の箱の両端からケーブルが出ている、あまりにも普通の形状であること。せっかく壁面に本体がスッキリと収まっても、床にあのプラスチック無塗装の醜い箱を転がしておかなくてはなりません。
もちろん、ログハウスの木に囲まれた部屋の中で、このままの残念な状態にしておくのは到底許せません。対策はちゃんと打ったわけですが…それについてはまた回を改めてご紹介しましょう。
これまでは、1階リビング東側のテレビの裏にアクセスポイントを設置していましたが、2階西側にある寝室で、通信が今ひとつ安定しないことがありました。そこで、今回は2階寝室の東側の壁に設置しています。母屋の隅だったリビングから、母屋のほぼ中心に移動したことになり、母屋の中ならどこでも問題なく通信できるようになりました。
ただ、CF-RZ4では最高速の866.7Mbpsで接続できるのはアクセスポイントのすぐ側だけ。寝室の隅の方に行くだけでも、リンク速度は650Mbps程度に落ちます。1階のリビングに降りてくると、350~550Mbpsといったところです。まあ、いずれにしても従来の額面での最高速を超えているんですけどね。もちろん、このくらいの速度になれば、体感で速度差を感じられないくらい、快適に使用できます。ちなみに、206SHの場合でも最速の433Mbpsで接続できるのはアクセスポイントの筐体に接触するくらい近づけたときだけで、普段は150~200Mbpsあたりで通信しています。
しかし、ちょっと問題なのは、妻の店がある離れからはリンクが確立できないこと。テレビの裏は離れに一番近い場所だったので通信できていたのかも知れませんが、さすがに母屋の中央からでは離れまで電波が届かないのでしょうか。離れで使われることが多い妻のノートパソコンにとっては、これは死活問題です。
旧アクセスポイントを離れに移して、離れ用のアクセスポイントとすることで対応しようと考えています。特別に広いわけでもない敷地内に2箇所のアクセスポイントを置くわけですから、本来なら過剰な配置かも知れません。電波出力を抑制したり、さらには5GHzの電波を止めたり(妻のノートパソコンはIEEE802.11b/g/n対応で、2.4GHz帯の電波しか使いませんからね)するなど、互いに干渉しない対策が必要になりそうです。
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