今日・2015年2月22日は、SSK Worldがオープンしてからちょうど18年の「誕生日」になるんですが、正直なところ今年の私はそれどころではありませんでした。この日開催された、第11回浜松シティマラソンに出場する予定になっていたからです。
2005年から毎年開催されている浜松シティマラソンですが、私は第1回大会を含めてこれまでに3回参加しています。最後に出場した第4回大会の直後に下田市に引っ越すことになり、それ以降も諸般の事情で参加できずにいたんですが、昨年秋に一念発起してランニングを再開。7年ぶりのこの大会への出場に照準を定め、トレーニングを積んできました。
先にご紹介したとおり、今回のトレーニング再開に際して、スマートフォンのアプリを取り入れてみたわけですが、コイツは実に優れものです。まず、自分の走った記録が、特別に意識しなくても地図の上に落とされて日々積み重なっていく…というだけで、強力なモチベーションになります。もともと、日々繰り返して積み上げていくのは好きな性分なので、こういうモノには思いっきりハマります。
しかも、走った記録を保存する一連の流れの中で、ほぼ自動的にSNSに投稿できてしまいます。有言実行を自分に課してプレッシャーを掛けていくタイプの自分にとっては、これ以上ない理想的なシステムです。さすがに、全世界に開けっぴろげに公開することになるTwitterへの投稿はしませんでしたが、Facebookの100人近い友達には、随時私のトレーニング状況は公表されていました。何人かに「いいね!」と付けていただけたのは、ずいぶん励みになりました…そういう目的で公開していたわけではないんですけどね。
途中で体調を崩して1週間以上走れなかったこともありましたが、基本的には1週間に1~2回の走り込みを続けてきました。最初は3km程度の距離から、ゆっくりと走り始めたわけですが、最終的には5kmをちょっと超えるくらいの距離を、31~32分程度で走れるようになりました。これは信号待ちの時間を含んでのタイムですから、ノンストップで走らせてもらえるマラソン大会の本番なら、今回の目標にしていた「30分以内で完走」も狙えるのでは?という手応えを感じつつ、自信を持って本番に臨むことができました。
5kmの部は、四ツ池公園陸上競技場を午前9時にスタート。浜松市役所前を出発するハーフマラソンの皆さんと同時に、今大会の中では最初にスタートを切ることになっていました。
天気は雨が降ったり止んだりの不安定な状況。どうも最近私はすっかり雨男になってしまったようなので、これは仕方ないのかな?と思っていましたが、実は意外に暖かく、風もこの時期にしては珍しく穏やかで、コンディションとしてはそれほど悪くない…と言えたのかも知れません。
スタートラインには、持ちタイムが速い人から順に並んでいきます。私は、「30分未満」グループのど真ん中あたりに陣取りました。トレーニングを始めて以来、まだ実際に5kmを30分以内で走れたことはありませんでしたが、先にも触れたとおり、それが実現できそうな自信はありました。
9時きっかりに号砲が鳴り響き、ランナーたちは動き出した…わけですが、何しろ陸上競技場のトラック上にすし詰め状態のところからのスタートで、思うようなスピードで走れない上に、前のランナーをかわしていくこともままなりません。なかなかペースを上げられずに、気がつけば1km以上を集団の中で走ることになりました。
しかし、一番キツい最初の上り坂を、ダンゴ状態のまま上まで連れて行ってもらえたおかげで、その後周囲が空いてきた状況では、少しずつ他のランナーたちをかわしてペースを上げていくことができました。以前の大会では、最初に飛ばしすぎてバテてしまった経験もあるだけに、最初は意識してゆっくり目で行こう…とは考えていましたが、結果的に周りの皆さんにペースメーカーになっていただいたようなものです。
結果的に、5kmを28分台で完走することができました。ギリギリ30分でゴールできれば十分…と思っていたことからすれば、上出来すぎるくらいです。出場4度目にして、目標タイムを初めてクリアできました。「4度目の正直」ということで、たまには自分を褒めたいと思います。
マラソン大会は終わりましたが、これからもコツコツと走り続けて、また大会にエントリーしていきたいと思っています。実は、このところ薪割りの疲れもあってか、腰の調子があまり良くなかったんですが、身体をあまり動かさなくなってしまったことが影響しているような気がしていました。走って身体を作っていけば、もっと調子は良くなってくるはずです。
来年の浜松シティマラソンではハーフマラソンに挑戦するようなトレーニングをするのか、それとも5kmでもっと速く走ることを目指すのか、はたまた小学生の娘と一緒に3kmを走る「ファミリーの部」に参加するか…いろいろ考えることはありますが、「来年の事を言えば鬼が笑う」とも言いますし、もう少し経ってから考えることにしましょう。Facebookの友達には、5kmを走った後に子どもと3kmを走ったことがある強者もいますけどね。
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