Windows 10 Technical Previewを、自作デスクトップ機上の仮想環境とレッツノート・CF-RZ4にインストールしてみてから3週間ほどになります。一応ひととおり使えるようになってはいるわけですが、まだ実装されていない機能もいろいろと見受けられ、開発途上であることはよくわかります。
CF-RZ4で使っていて一番困るのは、ネットワーク接続の切り替え関係の実装がまだ完了していないこと。Windows 8.1では、タスクトレイの無線アイコンから、そのときに利用可能な無線ネットワークの一覧を表示して、スムーズに切り替えができるようになっているんですが、Windows 10 Technical Previewでは、一度ネットワーク設定の親メニューを経由してからでないと表示できません。
まあ、実際には一度各接続の設定を済ませておけば、Windows 8.1と同様に有線LAN→Wi-Fi→ワイヤレスWANの順に優先度を割り振って自動的に接続してくれるので、手動で切り替える機会はほとんどないんですけどね。他にも、ワイヤレスWANの累積通信量がきちんとカウントされないなど、問題点はいろいろありますが、まさかこのままで製品化されることはないでしょうから、どんな風に改善されるのか待ってみましょう。もう誰かが連絡はしていそうですが、一応Microsoftに不具合報告もしておきましょうか。
1月24日(日本時間)に公開されたWindows 10 Technical Preview日本語版(Build 9926)なんですが、公開されてから現在までに、Windows UpdateではWindowsシステムそのもののアップデートと思われる更新が4回公開されています。
Windows 10 Technical Preview January Update Rollup(2015年1月23日、KB3034229)
Windows 10 Technical Preview Update Rollup: January 27, 2015(KB3035129)
Windows 10 Technical Preview Update Rollup: February 4, 2015(KB3036140)
Windows 10 Technical Preview Update KB3038357: February 10, 2015
日付を見ていくと、リリースとほぼ同時に公開されたものを皮切りに、1週間に1回以上のペースで更新されていることになります。プレビュー版を一般に公開することで、これまでよりもさらに多くのフィードバックを得て、修正点をどんどん直している…という様子が伝わってきます。実際に、Hyper-Vの仮想環境上で動かしている自作PC上のプレビュー版で、画面への接続の安定性が増したような気がします。
9月に最初のプレビュー版が公開されて以来、Windows 10 Technical Previewではほぼ1ヶ月毎に新しいビルドが公開されていました。Build 9926のWindows Update関係の詳細設定には、プレビュービルドのインストールされるタイミングを「高速」「低速」で選択する項目があります。早めに新機能を試したい人は「高速」、ある程度落ち着いたところで問題が改善されているものを使いたい人は「低速」を選ぶ…ということだそうですが、新しもの好きであまり重要な業務にも使っていない私は、迷わず「高速」を選んでいます。
これまでと同様に1ヶ月毎くらいに新しいビルドが公開されるとすると、それはもうすぐということになります。ビルドが進むときには、不具合の修正とは全然違うレベルで、機能が追加されたり、仕様が変更されたりします。秋頃には発売されるというWindows 10が、これからどんな劇的な成長を見せていくのか…楽しみで仕方ありません。とりあえず、ネットワーク関係のUIは早めに整備してほしいですね。
コメントを残す