先日公開された、Windows 10 Technical PreviewのBuild 10041。いろいろと不具合も散見されましたが、早めのプレビュー提供を受けているんだから仕方ないか…と思っていました。
しかし、今日起動してみたら、気になっていた不具合が、いつの間にかほぼ解消していました。「Audioサービスが実行されていません」のメッセージ、タブレットモードのCF-RZ4で画面の自動回転が有効にできなかった件、Windows Updateの不安定な挙動あたりは、もう大丈夫そうです。
Build 10041が登場してから1週間少々が経ちましたが、既に2件のシステム機能改善と思われるアップデートが配布されています。どちらにも、ドキュメントには明確にこれらの問題の改善について記載されてはいませんでしたが、何らかの対策が施されたのかも知れません。
自動回転が有効になったCF-RZ4で、早速Build 10041でのContinuumの挙動を確認してみました。液晶画面を閉じながらタブレットモードからデスクトップモードに戻すときに、自動回転した画面が元に戻らないのが気になっていましたが、このビルドで何か対策が打たれたのかは気になるところでした。
Build 9926のときには、タブレット形態から画面を徐々に閉じていくと、Windows 8.1上でのCF-RZ4と同様に10~20度ほど閉じた時点で画面回転が即座にロックされました。この動作だと、縦画面のままクラムシェル形態に…なんてことも結構起こり、このままの状態ではちょっとストレスが溜まりそうだな…と思っていました。
Build 10041では、センサーが反応してから画面を回転させるまでの「遊び」をやや増やした上で、デスクトップモードで画面回転をロックするまでに少々時間的余裕を持たせているようです。こうしてあると、タブレット形態からクラムシェル形態にしてそのまま使いたいときには、角度が180度をちょっと切るくらいまで閉じながら、キーボードが上を向いた状態で一度軽く画面を「立てる」ような動作をすれば、正しい向きに画面が自動回転し、その状態でロックされます。画面を保護するためにタブレット形態から完全に畳みたいときには、一気に画面を閉じれば、画面は回転せずにそのままスリープ状態に入ります。
この設定なら、それほど不自然ではない動作で画面を正しい向きに直すことができて、「残念なクラムシェル形態」に遭遇する機会は従来よりも減りそうです。ダイレクトに正常な角度に戻してくれれば済んでしまう話なんですが、とりあえずは何とか使えるレベルになったかな?と思っています。
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