今週は、水曜日・13日にNTTドコモの新サービス・新商品発表会が開催されます。そして翌日の14日にはauの発表会も開催。まさかの2日連続となりました。
我が家では、ソフトバンクとの回線契約が7月で満2年を迎えます。この契約は更新しないことが確定している中で、8月以降の新しい契約先の最有力候補は、やっぱりこの2社のうちどちらかということになるのだと思います。
現在iPhoneを使っている妻からすれば、どこと契約しても同じiPhoneが使える(細かい点ではサービスの差もあるようですが)ので、新端末の発表よりも価格やサービスの面が気になるのだと思うんですが、Android機を使っている私としては、どんな端末が登場するかも契約先の選択に大きく影響するので、これらの発表会は気になるところです。ちなみに、iPhoneへの乗換については全く眼中にありません。今さら防水非対応の端末になんて戻れませんね。
価格やサービスについても、現状は各社横並びに近く、大した違いはない…と感じます。音声通話完全定額+データ通信の従量課金(「○○GBまで定額」というのは全然定額ではないわけで)という構造は基本的に各社とも同じ。音声通話定額の料金(「回線の基本料金」と呼ぶ方が適当?)も全くの横並びです。
そうなると、決め手になるのは実は通信回線の質になるのでは?と思っているんですが、この点で非常に気になっているのが、auのVoLTE対応端末。国内では音声通話もデータ通信も全てLTEで行い、3G回線は全く使いません。iPhone 6/6 Plusでも、システムのアップデートでVoLTE対応にすると、au版では3G回線に接続しなくなります。他社回線のようにLTEと3Gの通信を切り替えることをしませんから、制御がシンプルになり、バッテリーライフにも好影響を与えるのではないかな?と思っています。もちろん、LTEのみでつながるということは、つながりさえすれば高速通信、高音質通話が保証されるわけで、魅力的な仕様です。
問題は、LTEだけでどのくらいのサービスエリアがカバーできているのか?というところなんですが、現在auのWebサイトで確認してみると、LTEの対応エリアの説明に「音声通話はVoLTE対応端末のみで可能」と書かれたエリアがあるのに気づきます。これは、裏を返すと、通話には3Gを使う従来のLTE対応モデルでは通話不能…つまり、3GよりもLTEの方がカバーエリアが広くなっているということ。auのLTE網展開への並々ならぬ執念の成果です。
現時点では、この通信網の仕様の差で、私の中ではauへの乗り換え案が一歩リード…という感じです。もっとも、これもNTTドコモからとんでもない魅力的な端末が登場すればひっくり返る可能性は十分あります。事前にいろいろと情報がリークされて、サプライズもなかなか起こらないんですが、特に国産メーカーが頑張ってくれていることに期待しましょう。
維持費の安さを重視するなら、格安SIMを活用する方法もありますね。例えば、現在レッツノート・CF-RZ4のために契約しているBIGLOBE LTE・3Gには、3枚までのSIMが使用可能で、合計10GBの高速通信が可能な月額3,790円(税別)の「スタンダードプラン」があります。
しかし、別途端末の調達が必要なのは、ひとつのハードルになります。特に、妻がiPhoneに乗り換えたいとなると、SIMフリーのiPhoneを購入しなくてはならず、相当な高額の出費が必要になります。結果的にどちらが安く済むのか?を考えると、必ずしも「格安」とはなりません。
VoLTEのような最新のサービスの利用が遅れてしまうのも、格安SIMの辛いところ。少なくとも、現状のMVNO各社のサービス状況では、積極的にスマホでの利用をこちらに切り替えようとは思いません。もちろん、これも今後どんな展開になるのかわかりませんけどね。
8月の間に契約変更ができれば良いわけですから、もう少し時間には余裕があります。情報を収集しながら、最善の方向はどちらなのか検討しましょう。
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