Windows 10 Insider PreviewのBuild 10240が、Windows Updateから配信されています。このビルドは、Fast更新、Slow更新の両方のInsiderたちに向けて提供されているようです。現在、Insider PreviewのISOイメージの提供は停止されていますから、もうプレビュー版は製品版が出てくるまで打ち止めなのかな?と思っていたんですが、意表を突かれましたね。
このBuild 10240でも、特に新機能などが追加されたわけではないんですが、実は細かいところでいろいろと、決定的な変化があります。例えば、それまでデスクトップの右下に小さく表示されていたビルド番号と「評価コピー」の文字が、まったく表示されなくなっています。システムのプロパティ画面で「Windows 10」と書かれたロゴが表示されるのも、このビルドが初めてです。
実は、Windows Update上での表示名からして、このビルドは以前とは異なっています。従来は「fbl_impressive Professional 10166」などと表示されていましたが、今回は「TH1 Professional 10240」と表示されました。明らかに、何かが次のステップに進んだのを感じられます。
「TH」は、Windows 10の開発コードネームであった「Threshold」の頭文字と符合します。このBuild 10240がWindows 10のRTM(release to manufacturing ; 製造工程向けの最終版)相当なのではないか?との解釈も出ていますね。私もこの意見には賛成です。理由はビルド番号が「10240」であること。一見実に中途半端な番号のように見えますが、実はコンピューター業界にとってはそうでもありません。2の10乗の10倍ですよね。「10」をテーマにしたOSに付ける番号としては、こんなにキリの良いモノはありません。
このビルドが本当にRTMだったとしても、まだまだ製品版までにWindows Updateでの修正は入ってくる可能性があります(購入直後のPCにWindows Updateを行うと、大量にモジュールがインストールされますよね)。アップデート状況には注視しつつ、日々を過ごしたいと思います。
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