Windows 10にアップグレードしたレッツノート・CF-RZ4に、タッチパネルとして機能しなくなってしまうタッチパネルドライバーがWindows Updateで適用されてしまう…という問題が発生しているところです。
ドライバーの削除が行えない状況なので、システムの回復機能から「このPCを初期状態に戻す」を実行してみましたが、この処理を行っても、インストールされたアプリ、ユーザー設定や個人用ファイル等が削除できるだけで、ドライバーについては更新された状態のまま。これでは全然「初期状態」ではありません。
仕方がないので、先日作成したリカバリーディスク(という名のUSBメモリ)を使って、再度Windows 8.1にリカバリー。タッチパネルは、本来の仕事をしてくれる状態になりました。
デバイスマネージャーでどのように認識されているか確認してみたところ、タッチパネル自体はシンプルな「HID準拠マウス」。ただし、「ヒューマンインターフェースデバイス」のグループに、「HID準拠タッチスクリーン」というデバイスがあります。先ほどのWindows 10にはこの項目がありませんでした。
この状態から、デバイスの認識がどのように変わっていくのか確認するために、再び前回と同様の手順でWindows 10にアップグレードを行いました。アップグレード直後のWindows Updateで例のドライバーがダウンロードされて、またしてもタッチパネルはほとんど使い物にならない状態に。振り出しに戻る、です。
一応問題のeGalaxドライバーの状況を確認してみよう…と、デバイスマネージャーを開いてみると、この前はグレーアウトしていた「ドライバーを元に戻す」ボタンが、今回は押せる状態になっています。もしかして、これなら戻せる?とこのボタンを押してみたところ…
何事もなかったかのように「HID準拠マウス」に。そして、タッチパネルの動作も元に戻りました。
システムのプロパティでも、タッチ機能は「フルサポート」に。とりあえずは、ほっと一息…と思ったんですが、実は一件落着とはなりません。Windows Updateで更新が行われるたびに、eGalaxドライバーが毎回適用されてしまうことは変わらないんです。
当面は、Windows Updateが走るたびにデバイスマネージャーでドライバーをロールバックすればいい…ということはわかりました。しかし、これからもずっとこの運用が続くのでは、正直なところ「やってらんねぇ」という気持ちです。Windows 10が基本的にWindows Updateを強制適用するのは、常に最新版のWindowsをユーザーに提供する「Windows as a Service」の構想を実現するためには当然の対応なんですが、全く融通が利かないのも考え物です。フィードバックは、Microsoft社にしっかりと上げておきましょう。
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