今日は、妻と娘と一緒に、浜松駅すぐ近くのヤマハミュージックかじまちセンターに行ってきました。目的は、妻のピアノ発表会。といっても、ステージに登って、ドレスを着て、スポットライトを浴びて…というわけではなく、同じ先生に習っている皆さんが集まって、ちょっとグランドピアノを弾いてみよう!という、とってもカジュアルな集まりでした。会場も、8階のコンサートホールではなく、3階のピアノ売り場です。
私がドラムを始めたのと同じ頃に、妻もピアノを習い始めました。ということは、もう習い始めてから3年半ほどが経つことになります。自宅に練習するための楽器がない私とは違い、彼女の場合は一応88鍵のキーボードが自宅にある環境なんですが、家事に、子育てに、雑貨屋経営に…と多忙な日々で、なかなか練習する時間もなさそうです。それでも、教室に通うひと月に2日は、息抜きの場にはなっているようですね。
彼女は、まだ両手を合わせてはうまく弾けない…ということで、先生と連弾で演奏しました。後半は、「昔取った杵柄」で私もちょっと混ぜてもらいました。何度か家で練習をしてはあったんですが、いざ本番になってみると、結構間違えてしまうものです。それでも、久々に人前で、しかもアンサンブルでの演奏を楽しむことができました。来年は、自分でも何か曲を選んで参加させてもらおうかな?(笑)。
さて、そういう私の方も、相変わらずドラムのレッスンにはひと月に3度通っているわけですが、3年半習っているものの、実はまだ人前で練習の成果を披露したことが一度もありません。
いろいろな要因があるとは思うんですが、結構大きいのが、ドラムは単独ではなかなか演奏会が成立しにくいこと。ピアノやギター等なら、それ一本で楽曲の演奏が成立してしまうわけですが、どうしてもドラムは他の楽器とのアンサンブルでないと曲になりません。自宅にドラムセットがなく、誰かと組んでバンド活動をしてみようにも、自分のパートの練習をする場所に苦労するのも辛いところです。
もちろん、ドラムセットを持っていないのは、単にドラムの技能を高めようとする目的でも不利な要素になります。自分の道具で感触が確かめられるスティックはともかく、いまだに両足のペダルの踏み方の要領がなかなか掴めないんですよね。踏み板自体は同じような形をしていても、実はバスドラムとハイハットシンバルは全く踏み方が違います。
習い始めた当初から、電子ドラムは是非とも欲しい!と思ってはいますが、なかなかそれだけの経済的余裕は作れません。最初は、20万円台のセットに照準を定めていましたが、そんな贅沢は言っていられない…という思いが強い昨今です。2万円ほどで売られているおもちゃのようなセットでも、全くないのと比べれば段違いですよね。
今日の演奏会には、老若男女、いろいろな方々が参加し、演奏された曲もクラシックから日本の歌曲、ジャズ、ラテン音楽と実に多岐にわたりました。時々演奏に詰まったりしてしまうのもご愛敬。楽しく聴かせていただきました。
基本的に練習曲からクラシックに進む、子どもが習い始めるピアノレッスンとは異なり、「大人の音楽レッスン」では、一番の基礎の部分はともかく、基本的には生徒の皆さんが演奏したい曲を練習する…ということが多いようです。原曲どおりではとても難しい曲の場合、先生がアレンジしてくださった超入門バージョンを弾いたりもしています。やっぱり、弾きたい曲を弾くのが一番楽しいですよね。「あの曲を演奏したいっ!」とレッスンに通い始める人が結構多いと聞きます。
振り返って自分を見つめてみると、実はそういう特別な曲って思いつかないんですよね。自分が聴く曲は、ドラムを人間が叩いていない曲が結構多いですし(汗)。でも、だからこそフラットな目線で、どんな曲でも弾けるようになるのを楽しめるかな、とは思っています。いっそのこと、かつての趣味を生かしてオリジナル曲?…いや、それはさすがに無謀すぎるでしょうね。ドラムだけアレンジが妙に簡単になっていたりして。
ともかく、ピアノだけではなくドラムでも、教室内に引きこもってひとりで練習するだけではなく、人前で演奏する機会が作っていけると良いな…と思っています。また、先生に相談してみようかな。
余談ですが、以前「気になるドラム」の話でご紹介したゲスの極み乙女。が、今年の紅白歌合戦への出場を決めました。その後も気にしながら見ていましたが、順調にメジャーなアーティストへの階段を上ってきましたね。楽しみにしておきましょう。しかし、NHKであのバンド名が呼ばれる光景って結構シュールです(笑)。
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