レッツノートの2016年春モデルが発表されました。来週末の1月22日から順次発売となるようです。
今回はRZ、MX、SZ、LXのラインナップに特に変更はなく、CPUやメモリの仕様がグレードアップした程度。ハードウェアとしては超マイナーなバージョンアップです。もっとも、今秋冬モデルで末尾の数字が「5」になり、第6世代Coreベースのシステムになったところで大きなステップアップはしているんですが。
Windows 10のバージョン1511が導入されて、Cortanaが使えるようになったことをアピールポイントにしなくてはならないくらい代わり映えしません…というのは穿った見方をしすぎなのでしょうか。今回はたまたまそういうタイミングなのでしょうけど、ここまで何も変わらないと、すがすがしさすら覚えます。
もっとも、音声認識をクラウドで処理するCortanaが有効になったことで、どこでもインターネットに接続できることの重要性はさらに高まります。LTEによるワイヤレスWAN内蔵モデルを、他社に先駆けて積極的に展開してきたレッツノート。今のところはまだ優位性があると言えそうですが、今年は他社もワイヤレスWAN内蔵モデルを拡充してきそうですし、のんびりはしていられないことでしょう。いっそのこと、全機種にLTEモデムを標準装備するくらいの思い切りがあってもよいかも。どうせ価格競争はしないわけですからね。
ワイヤレスWANといえば、現状のレッツノートでは、LTEモデムにはNTTドコモ回線向けのSIMロックが掛けられています。国内で使う限りは、格安SIMはほとんどがNTTドコモのMVNOなのであまり問題になりませんが、海外で使いたい場合には大きな障害になり得ます。是非SIMロックのフリー化を、それが無理でもせめて購入後のロック解除サービスの提供だけでも検討していただきたいモノです。まあ、私は今のところ海外にCF-RZ4を持ち出す予定はありませんが。
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