いろいろなものの価格が上昇傾向に感じる中で、ガソリンの価格は最近下落が続いています。国際情勢の影響で、そもそも原油価格が下がっているんですね。
私がいつも給油している近所のセルフスタンドでは、レギュラーガソリンの1リッターあたり価格がついに100円を割り込みました。といっても、提携のクレジットカードで支払うと単価が看板表示価格より5円ほど安くなり、さらに請求時に2円分のディスカウントで計算され、さらにはメールマガジンの会員になると毎週送られてくるパスワードを機械に入力すれば、週の半分は割引が受けられて…と、徹底的に優遇価格を適用した結果ではあるわけですが。ともかく、下田に住んでいたときにはリッター200円に迫ろうかというガソリン(多分に「半島価格」という面はありますが)を給油していたことを思うと、隔世の感があります。
…というのはともかく、このメールマガジンのパスワード、4ケタの数字が週替わりで送られてくるのですが、どうもある法則があるようです。
アタマの数字が「1」になっていることが非常に多い、というのがひとつの特徴。そして、なぜか非常に見覚えのある数字なんです。最近の数字をピックアップしてみると、1853、1600、1582…皆さん、心当たりはありませんか?
答えは、日本史年表に載っている、歴史上の出来事が起こった年(西暦)。例えば黒船来航(1853)、関ヶ原の合戦(1600)、本能寺の変(1582)…といった感じですね。どうやら、アタマが1のときは、ほぼこのパターンと思って間違いなさそうです。学校の歴史の授業で暗記した経験を持つ人なら、「今週は本能寺の変」などと覚えて出かければメモ要らずですね。
年号の暗記もそうですが、学校で習う歴史の授業は、「覚えることが多すぎる」と言われ、しばしば敬遠されます。しかし、それを理由に歴史を嫌いになってしまうのは、実にもったいないなぁ…と思います。
歴史を、単に覚えるべきことの羅列と捉えるのではなく、一連の流れの中で押さえていくと、これが結構面白いんですよね。「事実は小説よりも奇なり」と言われるわけですが、まさに事実で紡がれて束ねられた壮大な一本のドラマです。
私は、幸いにかなり早い段階でこの見方を教えてもらえたので、昔から歴史の授業自体は結構好きでした。もっとも、年号を覚えたりするのは得意ではありませんでしたけどね。歴史は好きだけど、ちょっと苦手…といったところでしょうか。
先日、書店で「マンガでわかる日本史」という本を見つけました。嫌いになってしまった歴史の勉強をやり直すには、こうしたマンガを使うアプローチはかなり有効だと思います。特に、流れをつかんで楽しむためには、一気に通して読み切れるところが大きな強みになります。
衝動買いするにはちょっとお値段が高め(税8%込み1,350円)だったこともあり、即購入しては来ませんでしたが、一応わかっているつもりの歴史を、改めて復習するには良さそうです。新しい発見もあるかも知れませんしね。
この「マンガでわかる」シリーズ、他にも「世界史」、「百人一首」、「日本国憲法」、「人体のしくみ」…等、相当多彩なジャンルの本が出ています。原油安に至った国際情勢も、世界史を押さえておくとわかりやすくなりそうですね。
古文の作品を取り上げた、「古事記」や「源氏物語」あたりも面白いかも知れません。妻に言わせれば、源氏物語の漫画化なら、既に「あさきゆめみし」という名作があるじゃない?…ということらしいんですが。彼女は、これで源氏物語のオトナの世界を学んだそうです(笑)。
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