先日行われた佐鳴湖駅伝の後、「気になるスマートウォッチ」としてご紹介したMoto 360 Sport。ありそうで意外とない、スポーツ仕様のスマートウォッチです。今後も走り続けるぞ!という意思表示…というより、自分へのプレッシャーを掛けるために、思い切って購入してしまいました。
先日ご紹介したとおり、Moto 360 Sportはまだ国内では正規の取扱がありません。Googleストアには一時期商品紹介ページが用意されていたものの、現在は行方不明。ページがあったということは、国内での販売も想定されているのかも?という希望的観測も出来るわけですが、待ちきれないせっかちな私は、Amazonで販売されていた並行輸入品を注文することにしました。
アメリカでの定価は299.99ドルで、実際には200ドル弱で売られているMoto 360 Sport。日本サイトで購入できる並行輸入品は、30,000円~50,000円くらいで売られています。割高感はありますが、個人輸入の面倒な手続きを代行していただいている…という考え方も出来るわけで、文句は言いません。
私は、32,000円弱の値札を見てAmazonのカートに放り込んだんですが、購入手続き中に販売価格が1,000円ほど下落。ネット通販の販売価格は結構頻繁に上下するものですし、購入手続き完了時点の価格が適用される店がほとんどなので、一喜一憂することではありませんが、ちょっとだけ得した気分でした。
今チェックしてみると、さらに価格は下がっていますね。まあ、ほしいときが買い時…ということで。
Moto 360シリーズは、円筒形の、まるで洋菓子でも入っていそうなオシャレなパッケージに収められています。円形のディスプレイを採用したカッコいいデザインが特徴のシリーズですから、この形にもひとつのこだわりがあるのでしょう。
中には、Moto 360 Sport本体の他に、充電台一式、そして実に6冊ものマニュアルが入っています。この6冊、様々な言語で書かれた同一内容のマニュアルの詰め合わせなんですが、残念ながら日本語版はなし。まあ、日本では売られていない製品ですから、これは仕方ないところです。
ひとつだけ分厚いマニュアルには複数の言語版が併記されていましたが、冒頭にあるのはドイツ語版の説明でした。もともとはドイツ向けのパッケージだったのでしょうか。
充電台につなぐACアダプターも、電圧は100-240Vで使えるワールドワイド版なんですが、日本のコンセントには差し込めない形状。並行輸入品には、これまた良くある話です。形状を見ると、やっぱりこれはドイツ向けのようですね。
電圧自体は日本の規格の100Vも適応範囲なので、変換プラグを介せば日本でも使えないこともないんですが、充電台への入力はごく普通のMicroUSBですから、自宅に転がっていたMicroUSBのアダプターを転用しました。世界統一規格は、やっぱり便利です。
充電は、充電台に左向きに載せるだけで始まります。微妙な位置合わせなどは要らず、充電台に載せると自動的に切り替わる表示もCoolです。充電台自体のデザインもシンプルでいい感じです。
日本向けではないことをさんざん強調してきましたが、OSであるAndroid Wear自体は日本語に対応しています。最初に電源を入れたときには、いろいろな国の言語で挨拶のメッセージが出てくるんですが、「ようこそ」と日本語の挨拶もしてくれます。
システムの使用言語としても、一覧の中からちゃんと日本語が選べます。
そして、この手の機器を使うときには気にしなくてはならない、日本の「技適マーク」もちゃんと登録されています。ここまで準備が出来ていて、なぜ日本向けの販売が行われないのか、実に不思議です。技適マークをもらうのも結構大変なはずなのに…。
スマートウォッチは、基本的にスマートフォン等のデバイスと連携して動くもの。まずは、ペアリングするところから始めます。とはいえ、接続用のアプリをインストールして、Bluetoothを有効にして、お互いに画面に表示される相手を認証すればほぼ出来上がり。Android Wearだけに、基本的にはAndroidとの連携を念頭にした作りになっていますが、iOSデバイスとの接続もできるようになりました。
接続が確立すれば、スマートフォン等の通知が、基本的にはMoto 360にも飛んでいくことになります。これだけでも、十分に「スマート感」は味わえるかも知れません。
ただ、やっぱりスマートウォッチの面白さは文字盤を変更してみたり、新しいアプリをインストールしたりして、カスタマイズを加えていくこと。これから、いろいろいじってみようかな?と思っています。
そもそもランニングの記録を取るために購入したはずなのに、Moto 360 Sportを購入して以来、仕事が忙しかったり、ちょっと体調が悪かったり、梅雨入りして天候が安定しなかったりして、まだ一度もランニングに出ることが出来ていません。なんともストレスが溜まります。
IP67の防塵・防水仕様なんだから、雨が降っても走りに出れば良いのでしょうけど…ともかく、買ってしまったからにはもう後戻りは出来ません。前に進みましょう。
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