先日ご紹介していた、au版のXperia Z4・SOV31へのAndroid 6.0アップデートの提供について続報です。予定どおりの6月14日・午後6時に、私のSOV31にもちゃんとソフトウェア更新の通知が届きました。
さすがにOSのメジャーバージョンアップということで、約1.5GBの巨大なアップデートになります。一応LTEなどの回線経由でのダウンロードも可能ですが、あっという間に定額通信分を食いつぶしてしまう可能性大です。Wi-Fiに接続した状態でダウンロードするか、パソコンと接続する方法を選ぶかした方が良いでしょう。それでも、ダウンロードには何十分もかかります。
ダウンロードが完了すれば、あとは1度ボタンを押して指示するだけで、全自動でアップデートは進みます。しかし、何とまあ待たせられること。システム自身のみでなく、インストールされているアプリのアップデートに結構時間が掛かっていたようです。Android Wear絡みで、試しにたくさんのアプリが入っていたんですが、そのままの状態でアップデートを開始してしまったのはなんとも迂闊でした。
都合3時間くらい待たされて、アップデートは完了。無事Android 6.0にバージョンアップされました。…とはいえ、見た目は正直なところあまり代わり映えしません。
見てわかる違いは、伝統のSONY時計の時と分のフォントが同じ太さになった(以前は上段の時の方が極端に太く、分の方は細かったですよね)こと、各アイコンがひと回り小さくなって、下段の固定アプリ部分にもアプリ名が表示されるようになったことくらいでしょうか。アイコンが小さくなったおかげで隣のアイコンとの間隔は広がり、何となくスッキリした感じはします。
内蔵アプリの中では、カメラのUIが変わったのは結構目立ちます。上下へのスワイプで撮影モードを切り替える仕組みになりました。ちょっと使ってみた感じでは、どうやら起動や撮影のレスポンスも改善しているようです。もっとも、後発のXperia Z5やXperia X Performanceと比べてしまうと、相変わらず一呼吸待たされているのは確かで、ちょっと悲しくなりますが。
見た目はあまり変わっていない感じがするAndroid 6.0ですが、実は見えない部分にかなり大幅な変更が加えられています。使い始めに一番実感できるのが、アプリが端末内のデータ、センサー等にアクセスする際の権限取得方法の変化。個々のアプリが、初めてアクセスしたくなったときに個別に権限を求めてきます。
以前のAndroidでは、アプリをインストールする際に許可を求められる権限が一覧表示されて、全てを一括で認めるか拒否するか…という二者択一でした。これと比べると、Android 6.0では一部の権限のみを認めることもできるわけで、ずいぶん柔軟な設定ができるようになりました。
もうひとつの大きな変更が、電力管理の仕組み。基本的に、バックグラウンドで動作しているアプリには従来よりも大きな制限を掛けるのが標準になったようです。
とりあえず、標準どおりの設定のまま使っているところですが、今のところ致命的に困るような事態には気付いていません。ただ、その一方で、バッテリーライフが明確に長くなったともまだ自覚できていないんですよね。実際のところどのくらい効果があるのかは、もう少し使ってみないとわからなさそうです。
コメントを残す