この週末は、脱衣所と玄関に手すりを付けました。同居している妻の両親からのリクエストです。年々足腰が弱ってきているので、こうして掴まる場所が欲しくなってくるんですよね。ホームセンターで売られている既製品を木ネジで取り付けただけなんですが、意外にしっくりと家の内装に溶け込んでいます。
我が家の場合、ログ壁以外も内装の壁は全て木でできていますから、作業は結構楽です。とはいえ、さすがに今回は人が掴んでカラダを支えるものですから、テレビの壁掛け金具のような「どこに付けても余裕」という作業をするわけには行きません。一応、大丈夫そうな場所を選んで付けています。
これに先立って、先日はトイレにも手すりを取り付けています。どうしても座ったり立ったりしなくてはならない場所ですから、手すりは必須でしょう。新築当時には、この手の設備は全く考えていなかったわけですが、必要に応じて自分で作業しようと思えば出来てしまうのも、木の家の良いところです。
手すりに限らず、高齢者や身体障害者の皆さんが不自由しないように住宅設備を作る「バリアフリー設計」は、すっかり一般的な考え方になっていますよね。我が家の場合も、階段は仕方ないとして、それ以外の部分にはほとんど床に段差がありません。玄関から床への段差も、たったの7cmです。
最近は、特定の方々に対しての配慮というよりは、全ての人たちにとって使いやすいように…という思想で「ユニバーサルデザイン」と呼ぶこともありますね。段差のない家の中は、私たちが移動する際にも歩きやすいものです。
そして、普段はまず使うことがない手すりも、ケガしたときには実にありがたい存在になります。私にとっては、今回取り付けた手すりも、「お義父さん、お義母さんのため」というよりは、自分だって使うことがあるはずだから…という思いがあります。
そして、何年か後の未来に、足腰がだんだん弱ってきたときに、改めて手すりのありがたみを実感するのかも知れません。もっとも、なるべくそれには頼らずに済むように、普段からランニングなど体を動かすことを意識しているんですけどね。何をするにも、カラダが資本です。
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