新しいスマートフォン・NuAns NEO [Reloaded]は、IP54の防塵・防滴仕様になっています。このIPというのは、International Protectionの頭文字を取ったものだそうで、国際団体であるIEC(国際電気標準会議)で定められている防塵・防水のレベルを定めた規格です。
IPの直後に来る数字が防塵(固形物に対する保護)の等級を表し、「5」は機器の内部に動作の障害になるほどの粉塵が入らないことを示します。逆に言うと、動作の障害にならない範囲の粉塵は入る可能性があることになりますが、障害にならないというのですから、あまり気にしすぎない方が良いのかも知れません。
その次に来る数字が防水・防滴(液体に対する保護)の等級を表し、「4」はあらゆる方向からの飛沫(噴霧)によっても動作への障害が発生しないことを示します。言い換えると、水没には耐えられないものの、水がかかる位なら大丈夫…ということで、いわゆる「生活防水」に相当します。
防塵・防滴の端末なのですから、雨の日でもあまり気を遣わなくて良い…と言いたいところなのですが、実は話はそう簡単ではありません。IP54というのは、あくまでもNEO ReloadedのCOREが持つ性能で、全体としての水への強さを論じるには、カバーがどのくらい水に強いのかも考えなくてはならないからです。
現在、私はNEO Reloadedに主に天然木とデニムのTWOTONEカバーを被せて持ち歩いていますが、これらはどちらも水に濡れると何らかの変性を生じる可能性がある素材です。雨の日などは、濡らさないように…と、持ち歩くのにも気を遣います。
もっとも、天然木カバーに使われている「テナージュ」は、木材を薄く剥いだものに樹脂を染みこませて、柔軟に曲げられるようにした素材だそうで、濡れても変形するなどの影響はなさそうなんですけどね。それでも、天然素材のデニムからは、雨に濡れれば間違いなく色が落ちてくることでしょう。
一方、FLIPカバーに使われている「ウルトラスエード」は、基本的に合成皮革ですから、一応水に濡れても大丈夫。とはいえ、これはちょっと夏向けの素材ではありませんよね。冬場は細かい起毛が気持ちよさそうなんですが…。
いずれにしても、カバーが傷んだ場合はカバーだけ新品と交換できてしまうのがNuAns NEOシリーズのCORE CONCEPT。あまり気にしすぎずに、どんどん持ち歩いた方が良い気もします。
実は、雨のときにいちばん気を遣わずに済みそうなのが、NEO Reloaded標準添付の半透明の樹脂製カバー。最初は使い道があるのだろうか?とかなり懐疑的だったんですけどね。
ちなみにこのカバーは、FLIPケースにCOREを取り付けるためのベース部品と同じもので、DIY等の素材として、Trinity NuAns Storeでも税込み1,382円で購入できます。TWOTONEカバーのように分割されていないのも、防水の点では有利そうです。デコったりして使うのもアリですね。
とはいえ、やっぱりデザインとしてはTWOTONEの豊富なラインナップの方が「らしさ」満点で面白いですよね。夏場の雨の日用に、防水素材のTWOTONEセットも選んでみようかな?と思っているところです。
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