先日、夏のボーナスをいただいたときに、是非買っておこうと思っていたものがひとつありました。それは、電動工具のトリマー。高速で回転する刃を使って、板に溝を掘り込んだり、縁を様々な形状に削り取ったりするのに使います。
溝を掘り込む目的としてしばしば見られるのが、看板などの文字。実は、妻から「店の看板が老朽化してきたので新調したい」と相談されていました。どこかに注文して作っていただくのも手ではありますが、トリマーさえあれば、自分でも作れるのでは?と思っていました。
しかし、いろいろバタバタしている間に7月は過ぎ、気がつけば妻の店も夏休みに突入。自作するなら、8月のうちに作業しなくては…ということになり、先日慌てて注文しました。
我が家で購入したのは、高儀 EARTH MAN 電動トリマ TR-100。Amazonなどで「トリマ」と検索すると必ず上位にヒットする、トリマーの入門としては定番のひと品です。
Amazonでは5,000円弱で売られています。近所のホームセンターでも、5,000円台の半ばで売られていたのを見つけました。このくらいの価格差なら、どちらで購入しても良かったのですが、エアコンやテレビなどのように据え付け作業が必要なわけでもなく、特に保証が充実しているわけでもなかったので、ここは安い方を選びました。
トリマーで作業をするために重要なのが、回転刃であるビット。これも、Amazonで見繕ったものを同時に注文しました。
E-Value (イーバリュー) 超硬ルーター・トリマービットセット 10本入り ERB6-10Rは、木箱の中に10本のビットが並べられて、アクリルの蓋越しに「見せる収納」が面白いセットです。まだあまり使っていない状況で、刃としての質はまだわかりませんが、とりあえず木を削ることはちゃんとできているようです。
板を買ってきて、縁をちょっと凝った形状に削り、文字を彫り込めば看板は出来上がり…というわけなんですが、いきなりぶっつけ本番で作るのはさすがに怖いです。というわけで、とりあえず家に余っていた端材を使って、練習してみました。
不用意に掘り込みすぎないように、トリマーには様々なガイドパーツが付属していますが、それでも高速に回転する刃を見ながら作業するのはかなり怖さがあります。回転方向に逆らうように木に刃を当ててしまうと、かなりの手応えで跳ね返ってきます。少しずつ、慎重に削り取っていく必要があります。
特に、溝掘りの際に一気に深く掘ろうとすると、ビットが折れるなどしてケガをする危険があるので要注意です。取扱説明書には、深さはビットの直径の1/3程度以内にして、深い穴は徐々に掘るように…という記載があります。文字を彫るために6mmと3mmのストレートビットを用意しましたが、説明書に習うなら掘り込む深さは1mm程度にしておくのが良さそうです。文字を彫る用途なら、おそらくこの程度でも十分でしょう。後から着色すれば目立ちますしね。
1、2時間ほど練習してみて、何とかモノが作れそうな感触は出てきました。さて、それでは作業に取りかかりましょうか…というところなんですが、続きはまた回を改めてご紹介しようと思います。お盆は地元の夏祭りなので、今日からバタバタ忙しくなりそうです。
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