今日・12月21日で、マイホームに引っ越してからちょうど5年になります。5年間はあっという間に過ぎた気がしますが、一方で我が家にはいろいろな出来事があり、いろいろな新しいものが増えました。そう考えると、やっぱり長かったのでしょうね。
5周年を目前にして、先日「5年点検」を受けました。BESSの家のメンテナンスを請け負ってきたホームリリーフが、今年「家守りステーション」と言う会社に変わりました。とはいえメンバーが替わったりしたわけではなく、以前からお世話になっているOさんとHさんが我が家にやって来ました。
まずは、外回りからチェックに入りました。特に建物の構造としては問題なし。しかし、間違いなく問題なのは外壁の塗装です。何しろ、1年点検の頃から問題が指摘されているのに、それ以来全く手つかずの部分が残っています。
特に西側のログ壁部分には、見るからに完全に塗装が剥げてしまった部分も見受けられます。このまま放置すれば、いずれ水分が浸透し、腐り始める可能性もあります。Oさんからは、「木には良くありません」と断言されました。まさに外壁塗装は待ったなしの必要なメンテナンスです。
とはいえ、Oさん自身もBESSオーナーの一人であり、今の業務を担当する以前は、自分の家の外壁塗装も忙しくて後回しになってしまう面もあったとか。ご自分で経験されて、実感されているからこそ、厳しい言葉を掛けていただいたのだと思います。自分もなんとかしなくては。
ログハウスのメンテナンスとしては、セトリングも欠かせないポイントです。今回は、仕切り壁から天井を持ち上げているジャッキを目一杯下げて、もうこれ以上調整できない!というところまで進みました。
キッチンの吊り戸棚には、セトリングに対応して、ネジ止めの穴が長く切ってありますが、この取り付け穴を見ると、3cmくらいは天井が下がっているようです。毎日暮らしていると、なかなかわからないんですが、こうして改めて確認すると実感できます。
屋内では、イマイチ閉まりが悪かった扉の調整もいくつかしていただきました。かなりの重量物なので、経年変化で斜めになったりすると、ラッチで止まらなくなるのだとか。調整方法は一応教わっていたので、自分でも直してみたりしたのですが、どうもウマく行きませんでした。このあたりはやっぱりプロの技です。
Hさんは、床下に潜って様子を確認しました。水漏れなどが起こっていないか、そして何よりシロアリの被害が発生していないかがチェックポイントです。床下の写真を見せていただきましたが、幸いとても綺麗で、被害らしきモノは全く見当たりませんでした。
現在の住宅は床下が完全にコンクリートで覆われているベタ基礎が多いので、床の真下からシロアリが侵入することはまずあり得ません。入るとしたら、コンクリート基礎を外から登って、外壁から入り込むことになります。この際に、シロアリは土で覆われた「蟻道(ぎどう)」を作ります。これを見逃さなければ、シロアリの侵入を防ぐこともできるはずです。普段から、こまめに確認したいところです。
Hさんからは、シロアリ被害を防止する防蟻工事(ぼうぎこうじ)のオススメがありました。これは「あくまでも任意」ということなんですが、ひとつ気になるのは、家を建てるときに長期優良住宅の認定をもらっていること。この認定のために、長期優良住宅建築等計画というものを提出しているんですが、この中で「5年程度のところで防蟻工事をする」と明記しています。
長期優良住宅は、税制上の優遇措置を狙って取得する方も多いかと思いますが、この計画に従った維持管理が行われていないと、優遇分の返還(追徴課税?)を求められたりする可能性もあります。そんなことを言われては堪らないので、防蟻工事はやっておいた方が良さそうです。「いつまでも住める家」は魅力的ではありますが、それを実現するためにはメンテナンスをしっかり続けていくことが大切であり、これを制度上で進めていこうとしているのが長期優良住宅認定制度なんですね。
次は5年後の「10年点検」となります。5年間は、基本的にワタシ自身がきちんと家の様子を見守って、メンテナンスに向けて動いていかなくてはなりません。
もちろん、自分で全てできるわけではありません。ときには家守りステーションの皆さんも頼りながら、いつまでも住める家を続けていきたいモノです。ともかく、まずは外壁を塗らなきゃ。
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