先週、薪がほぼ満載だった薪小屋2号館を大移動させる「曳家」を敢行した我が家の西側。薪小屋の間にできたスペースは、土を剥き出しのままにしておいたわけですが、この週末はここにユーカリの苗を植えました。
ユーカリは、コアラの主食として有名なオーストラリア原産の木。日本では「ユーカリ」と呼ばれるこの木には、結構いろんな形のものを見かけますが、この名前は植物の分類学上の「Eucalyptus」という属名を英語読みしたものに由来します。ユーカリ属には500種以上の木があるそうで、多様なものがあるのも当然ではあります。
ユーカリ属は基本的には常緑高木で、成長が非常に早く、中には数十メートルもの高さまで成長するものもあります。また、葉が爽やかな香りを放ち、日本ではハーブとして売られているのもよく見かけます。花粉症対策にも有効と言われていますね。
ちなみに我が家で注文したのは「ユーカリグニー」と呼ばれる品種ですが、この名前も学名の “Eucalyptus gunnii” そのままだったりします。オーストラリア大陸の南に浮かぶタスマニア島原産で、低温耐性が強く、また乾燥を好む種が多いユーカリ属の中では比較的湿潤した気候にも適応できる種だそうです。日本に植えるのに向いていそうですね。
先ほどの写真の通り、2つの薪小屋の間には苗木を4本並べました。大木になることを想定すると、これはあまりにも詰めすぎの配置なんですが、実は我が家では以前からユーカリはどうもうまく育っていないんですよね。この4本から、最終的には育ちの良いものを2本程度残して、残りは間引こうかと思っています。そのくらい、成長には不安なのです。
高さ1mほどの苗や鉢植えを買ってきたことがありますが、最終的には枯れてしまっています。水分が多すぎたのか、土壌の栄養分がありすぎるのか…。ユーカリに限らず、我が家では「放りっぱなしで大きくなります」とされている植物で意外に苦労する傾向があります。もともと畑だった土地なので、条件が恵まれすぎているのかも?という気がしています。
2~3mくらいまで成長してもらい、西側の窓の日差しを遮ってもらえるのが理想です。そう都合良く行くのかどうかはわかりませんが、がんばってみましょう。
薪小屋2号館の北側にも2本植えました。このあたりにはエアコンの室外機が2個置かれていますが、さすがにその真ん前に置いてしまうのはあまりに過酷な生育環境になってしまうので、正面からは外してあります。
昨晩から今日の午前中にかけては、浜松も激しい雨に見舞われました。雨上がりに様子を見に行ってみたところ、植えたところには水たまりができていました。ちゃんと土は締め固めたつもりだったんですが、水を吸って沈んでしまったんですね。シマトネリコも、植えたばかりの頃にこんな風になってしまったのを思い出しました。
このままにしておくと、また雨が降る度に水たまりになってしまいます。ただでさえ乾燥気味を好むユーカリがこの状況では、育つな!と言っているようなもの。苗の周りに土を足して、盛り直しておきました。またしばらく様子を見ましょう。
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