レッツノート・CF-SV8の光学ディスクドライブで、モダンスタンバイ中でもイジェクトボタンが反応してしまう問題。「気をつけて持ち運ぶ」という対策だけではちょっと辛いな…と思っているところで、何とか対策が打てないか考えています。
巷のCD書き込みソフトなどの中には、書き込み中にイジェクトボタンを押してもトレイが排出されないように制御しているものがあります。これはつまり、イジェクトボタンの動作はソフトウェアによる制御が可能…ということを意味します。
モダンスタンバイに入るときにボタンの動作をロックし、復帰するときにロックを解除することができればいちばんスマートなのですが、そんなに都合のいい、CF-SV8のためだけに開発されたようなソフトはなかなかありません。もちろん、誰かに作っていただけるならとても嬉しいのですが…それとも、自分で作れるものなのだろうか?できるものなら、やってみたいのですが。
そこまで細かいことはできないまでも、イジェクトボタンが動作しないようにするソフトというものはいくつかあるようです。イジェクトボタンの動作がロックできれば、移動中でも不用意にボタンが押されてしまいトレイが飛び出してしまうことは防げます。 トレイを開きたいときは、その都度ソフトウェア側で操作すれば良い…というわけです。
ググってみると結構上位に出てくるモノが「LockCD」。初版の登場は2012年とかなり古いのですが、Windows 10でも一応機能することが確認されているようです。これを試してみることにしました。32ビット版と64ビット版のインストーラーが別々に用意されているので気をつけましょう。もちろん、CF-SV8では64ビット版でなくては機能しません。
インストールすると、タスクトレイにえんじ色のアイコンが登録されます。ここをクリックして設定画面にアクセスできます。
設定画面の機能自体はシンプル。トレイがあるドライブの記号が並び、その中からロックするドライブを選択するだけです。
ドライブアイコンの右クリックメニューからも、イジェクトボタンの無効化・有効化の切替が可能です。
無効化の設定を行うと、確かにイジェクトボタンを押してもトレイは排出されなくなりました。しかし、右クリックメニューからの「取り出し」操作もできなくなり、エラーメッセージが表示されます。イジェクトボタンを無効化する…というよりは、ドライブ開閉そのものをロックしてしまうようです。
それなら、トレイを開きたいときにはその都度イジェクトボタンを有効化して…という運用も考えられるわけですが、私の環境では、一度無効化したイジェクトボタンの有効化がどうもうまく行きません。アンインストールして、再起動してようやく元どおりになりました。
さすがにこれではちょっと面倒ですね。UEFIレベルで(セットアップユーティリティから)無効化してしまうのと大差ありません。残念ながら、私の目的にはちょっとそぐわなかったようです。別の方法を探すことにしましょう。
それよりも、なるべく安く(できれば無料で)WindowsのAPIを呼び出せるプログラミング環境があれば、自分でなんとか…まあ、それは最終手段か。
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