寝室のブラケット照明にIKEAのTRÅDFRIシステムを導入し、ワイヤレスリモコンで明るさや色がコントロールできるようになりました。もちろん、それだけでも非常に嬉しいのですが、このシステムの潜在能力はこんなものではありません。家庭内のLANにつながることで、さらにできることが増えていきます。
そのためのキーになる重要なアイテムも、既に購入は済ませてありました。写真の右上にある大きな箱がそれ。「TRÅDFRIゲートウェイ」というモノです。
中には、直径10cmくらい、厚さ4cmくらいのちょっと厚みのある円盤が入っています。円盤を持ってちょっと捻ると蓋が外れ、その中に有線LANポートとMicroUSB-Bポートを持った心臓部があるのがわかります。ここに接続するためのケーブル類も同梱されています。USBは電源供給用ですね。
ケーブルを接続して、これを心臓部の外周にくるくると巻き付けていき、必要な長さが残るところで蓋を被せる仕組みになっています。これで、長いケーブルが床に無様に引き回される事態がある程度回避できます。こうしたオシャレな見た目へのこだわりは、さすがは北欧ブランドです。
ACアダプターを電源コンセントに、有線LANは家庭内のLANにつながるように接続すれば、ハードウェアとしての準備は完了。あとは、スマートフォンアプリからの設定を行うことになります。ちゃんとAndroid用、iOS用が用意されています。
Google PlayやApp StpreでTRÅDFRIアプリを入手したら、起動すれば後は画面の指示に沿って進むだけで設定が完了します。先にリモコンとペアリングしてあった電球とのペアを一旦解除して、改めてペアリングし直す必要があったのは、ちょっと面倒に感じましたね。それ以外はわかりやすい説明で、トラブルも発生しませんでした。
設定が終了すれば、TRÅDFRIアプリはリモコンとして機能するようになります。TRÅDFRIリモコンはペアリングした2個の電球が同時に操作できるのが利点だったわけですが、もちろんアプリでも同じことは可能。さらに、アプリからは登録してある複数個の電球を個別にコントロールできるようになります。
色合いについては、3種類の設定をボタンで直接選択することができます。左右の切り替えボタンで操作するリモコンよりは、アプリの方が直感的で操作しやすいと思います。
こんな風に、2個の電球それぞれで色も明るさも変えた状態にすることができます。この状態で、部屋全体の明るさ調整スライダーを左右に動かすと、それぞれの明るさの割合は維持した状態で、全体の明るさが変化します。直感に素直な動作です。
アプリの明るさ調整スライダーを動かしている間、電球の明るさが動作に応じてリニアに変化するわけではなく、指を離した時点で設定した明るさにスッと変わります。一瞬待たされるような感覚はありますが、ストレスを感じるほどではありません。
単にスマホがリモコンになった…というだけではなく、もう少し「スマート」なこともできるようになります。
アプリからタイマーを設定して、時刻をキーにした照明の制御が可能です。例えば、「点灯」メニューを選ぶと、設定した時刻の30分前から徐々に照明を明るくすることができます。他にも、外出中でも夜になると照明を点灯させて在宅を装ってみたり、好きな時間に照明を点灯・消灯させたり…といった設定が可能です。
試しに、「点灯」を目覚まし時計の代わりに設定してみました。確かに少しずつ明るくなっていくのですが、この時期だと起きたい時刻が来るよりも外が明るくなる方がずっと早いので、あまり効果なかったかも(笑)。
この程度で「スマート照明」か?とのご意見、ごもっともです。ここまで来たら、当然「アレ」をやってみなくてはなりませんよね。続きは、また次回。
コメントを残す