6月も後半となりました。先日、「5月中には来なかった」という話をしたWindows 10 May 2019 Updateですが、さすがにこの時期になると、我が家のパソコンたちにも届き始めています。
最初に通知が届いたのは、デスクトップ機のHP Pavilion Wave 600。最後になったのはレッツノート・CF-SV8でした。順番に特に意味はないのか、それとも不具合発生等の兼ね合いで必然性がある順序だったのかはわかりませんけどね。妻の管理する2台には、まだインストールはしてありません。順次進めましょう。
May 2019 Updateは、バージョンとしては1903。OSのビルドは18362…ということだそうですが、特に数字自体に意味があるわけでもなく、半期に1度の大規模更新サイクルが、一応名目上は維持されたということではあります。
今回の更新での大きなトピックの一つが、Windows Updateの適用方法に柔軟度が増していること。これまでは、Windows Updateで案内された更新は強制的に適用されるしかなかったHome版でも、ユーザーの判断で更新を一時見合わせられるようになっています。Windows Update絡みの不具合がずいぶん頻発して、さすがに対応を迫られたのでしょう。
また、Windows Update関係では、再起動のタイミングの調整も改善が行われました。作業中でも容赦なく強制再起動が行われる…というのがかつての仕様でした。さすがにこれには苦情も多かったのか、その後、PCを利用している時間帯を「アクティブ時間」として設定する機能が追加されていました。May 2019 Updateでは、このアクティブ時間をWindowsが機械学習で判断する機能が追加されています。
画面上のデザインとしては、新たにタスクバーも白っぽくなるライトカラーのテーマが追加されたことが挙げられます。近年は黒基調のダークテーマが流行っていた気もするわけですが、あえて反対に振ってみたのでしょうか。
とはいえ、なかなか有機EL等の自発光式ディスプレイがパソコンには普及しない中では、実はライトテーマの方が液晶画面のバックライトを明るくしなくても「より明るい画面」が得られる…という優位性があったりします。
実際に私もこの「白いタスクバー」状態で使ってみているところです。基本的には、タスクバーのアイコン類なども白黒反転されて、ちゃんと視認性が確保されていますが、これまでの黒いタスクバーを前提としてデザインされたアイコンの中には、ちょっと見にくくなるものもあります。まあ、このあたりの対応は、時間が解決してくれることでしょう。
液晶画面といえば、アクションセンターの画面輝度調整が、従来のトグルボタン式に切り替わるものからスライダー調整に変更されたところも変更点の一つです。もちろん、これはノートパソコンのように内蔵液晶ディスプレイで輝度が制御できる製品の場合のみで、Pavilion Wave 600には表示されません。
環境光の明るさに応じて液晶画面の輝度を自動調節できる製品は結構あるのですが、CF-SV8で試してみたところ、このスライダーは環境光による輝度の自動調整を加味した上で、相対的な明るさを変更するようです。状況に対応してサッと変えられるのは良いと思います。
他にもいろいろと機能追加や改善はあるようです。使っていく中で、気がついたことは追々紹介できればと思います。
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