先週に続いて、今週末も我が家の新倉庫づくりです。先週末に基礎が無事完成したところで、次はいよいよ建物のハコを組み上げていくことになります。
近所のホームセンターに出掛け、薪小屋3号館を作ったときに匹敵する、大量の資材を買い込みました。とはいえ、あのときのような長尺材をそのまま持ち帰る必要はありませんでしたから、我が家の愛車・ブラックパール号に乗せて帰るつもりでした。
しかし、積み込んでみると意外にギリギリ。2列目のシートを目いっぱい前にスライドさせても、1.8mの資材は床に置けないので、シートに立てかけるか、2列目シートの間に置くか(7人乗り仕様にしか使えない技ですが)…ということになります。今後も何度かに分けて資材は購入していきますが、店のトラックを貸していただく場面はありそうです。
まずは、基礎枠の上に、床の下地になる合板を張ります。いわゆる普通のコンパネでも良いのですが、今回は「型枠用合板」というものを使ってみました。その名のとおり、コンクリート型枠などを作る際に使われるもので、片面がテカテカに塗装されているのが特徴です。
そのテカテカの塗装面を下にして基礎の上に敷き詰めます。こうしておくことで、床下の水分を弾いてもらうのを狙っています。しかし、この板にとっては「裏側」になる側が表に出ていることもあり、どうも見栄えは良くありません。床板は何かしら張らなくてはならなさそうです。
合板は、50mmほどのコーススレッドを使って、たるんだり浮き上がったりしない程度に、最低限の箇所だけ留めました。この後に壁枠を上から大量の長いネジでがっちりと固定しますから、この段階ではそれ程力を入れていません。
床の下地を張ったことで、広くて平らな面が生まれるので、次の工程である壁枠作りは、格段に楽になります。全部で5枚の壁枠を作ることになるのですが、まずはいちばんシンプルで小さい南側の壁枠から始めました。2×4材で四角い枠を組んでいきます。ここに、後から板を打ち付けて、壁全体で構造を支える作りになっています。これが枠組壁構法で、俗に「ツーバイフォー工法」と呼ばれるのはこれのことです。
建築現場などでは、合板まで打ち付けて組み上がった壁を立てていく…という手順で作られているようですが、今回は先に枠だけ組んだものを立てて、後から合板を打ち付けていきます。先に打ち付けてしまうと、重すぎて立ち上げられなくなってしまいますからね。立ち上げた段階で、板の位置合わせをしながら枠の歪みを修整できる…というメリットもあります。
南側の次に、西側の壁枠に取りかかりました。床にギリギリいっぱいのサイズとなり、重量もかなりのものになります。南側の壁枠は、何とか自分ひとりで持ち上げて動かせたのですが、こちらは持ち上げるのを断念。というわけで、
その場で立ててしまいました。1枚だけだと不安定なので、南側の壁枠と並べて同時に立てていきます。さすがに私ひとりですべて作業をこなすのは難しかったので、お義父さんにちょっと支えてもらうなど手伝っていただきました。床には基礎まで貫通する90mmのコーススレッドを大量に打ち込み、壁同士も同じ90mmのコーススレッドで留めています。
壁枠を作るときに、正確に直角を出しながら組み立てていますから、あとは角さえきちんと合わせれば、壁は勝手に床から垂直に立ってくれるはずです。…少なくとも、今回の作業ではうまく行き、ホッとしています。
最低でもココまでの作業は済ませるつもりだったのですが、壁2枚の状態だと、手で押すと揺れる感じもありどうも不安定です。当初の予定どおり、3枚目となる北側の壁も作りました。
ここは、階段の踏み板が載る部分なので、枠も階段状に作ります。実際にはもっと細かい段を作るのですが、最低限の強度を確保した上で、今日のうちに作業を終わらなくてはならないので、こんな形になっています。
日が沈む前に、無事3枚の壁枠を立てることができました。手で押した程度ではほとんど動くことはなく、多少風が吹いた程度なら問題なく立っていてくれそうです。
出来上がった壁枠を改めて見ると、思っていた以上に背が高くてビックリしています。以前建っていた倉庫以上に存在感がある建物が出来上がりそうです。こうやって形で見えてくると、元気が出てきます。早く完成させてしまいたいなぁ…でも明日からまた仕事だ(涙)。
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