我が家の愛車・ブラックパール号ことステップワゴンスパーダは、今年の10月に初めての車検を迎えます。一時期は「車検の前に乗り換える?」なんて検討もしましたが、結局乗り続けることに決めました。様々なメリット、デメリットを考慮したときに、そこまで頑張って乗り換えるほどの価値はないかな…と判断したわけです。
いざ車検を通すことになると、どうしても避けて通れないのが、タイヤの交換の話。前回の定期点検のときに、かなり摩耗していることが指摘されていました。
現在のタイヤは、新車として納車されたときに履いていたものそのまま。ここまで約4万kmを走り、見るからにかなりくたびれてきているのがわかります。
トレッド面をさらによく見ると、すり減って溝がかなり浅くなってきています。タイヤの溝には、摩耗の度合いを簡単に視認できるように一部分を盛り上げた、いわゆる「スリップサイン」がありますが、あと1mmも削られないうちに、スリップサインが露出するくらいのところまで来ています。
スリップサインが露出すれば、溝の深さは1.6mmを下回っていることになり、車検を通してもらえません。実際には、クルマを安全に走らせるために、そこまで達する前にタイヤを交換しておくことが望ましいでしょう。
タイヤは、もちろんディーラーでも交換してもらえますし、カー用品店やタイヤ専門店でも購入できます。しかし、今回は以前から気になっている販売ルートがあったので、これについて確認してみることにしました。コストコタイヤセンターです。
巨大な倉庫のような店舗で、日常のスケール感が破壊されそうな様々な商品を売っているコストコですが、国内のすべてのコストコ倉庫店には、タイヤセンターが設置されていて、タイヤを買ってその場で取り付けてもらうことができます。
タイヤ自体のお値段がリーズナブルなだけでなく、取り付け工賃は無料、購入後の窒素ガス補充やバランス調整、ローテーション等のメンテナンスも無料となっているのが結構魅力的なポイント。取り扱われているメーカーやラインナップは、カー用品店と比べるとちょっと少ない気もしますが、人気のブランド・商品が厳選されている…とも言えるかも知れません。
最初に、タイヤセンターのカウンターに向かい、車種とタイヤサイズを伝え、見積を出していただきました。出てきたのはミシュランと横浜ゴムの商品を使った2種類の見積。タイヤセンターのディスプレイを見た感じでも、この二社はコストコとしても推しているブランドのようです。
特にミシュランのPRIMACY 4(ぷらいましー・ふぉー)は4本で8万円台と、店頭価格としてはかなり攻めた見積額になっている(さすがに通販の商品にはかないませんが)上に、8,000円分のコストコプリペイドカードで還元する…とのこと。これは相当お得です。ちょっとプレミアムなイメージもありますし、このタイヤを履いてみることにしました。
後日改めてタイヤセンターのカウンターに向かって交換をお願いしようとしたわけですが、その場だと3時間待ちとのことで、予約をお勧めされました。とりあえず翌日に予約して、出直すことにしました。
タイヤ交換を予約しているときは、タイヤセンターのすぐ脇にある専用の駐車場に停めることができます。交換作業は1時間ほどかかりますが、買い物をしながら待つこともできるわけで、それ程暇な思いはせずに済みます。先にタイヤ代金の支払いを済ませてから、改めて倉庫店に入って時間待ちとしました。
交換作業が済むと、携帯電話に連絡してくれるので、買い物のお勘定を済ませてふたたびタイヤセンターへ。作業伝票とクルマのキーを受け取って終了となります。買ってきたものの積み込みも、近くの専用駐車場で済ませることができるのはウレシイところです。
真っ黒な新品のタイヤは気持ちいいですね。ブレーキダストがかなり溜まっていたアルミホイールも、キレイに磨いていただきました。本体の汚れの方が目立つなぁ…(汗)。
タイヤセンターからは、80~100km走ったところで、初期のメンテナンスに来てほしい…との話がありました。おそらく我が家の場合あっという間にそのくらいの距離は走ってしまうので、すぐに来なくてはなりませんね。
その後のメンテナンスが無料ということも合わせて、安価だからといってサービスに手を抜いている印象はありません。そもそも、コストコ自体が利益を年会費で確保し、商品の利益率を非常に低く設定する…というビジネスモデルですからね。せっかく年会費を払っているのですから、こうしたサービスは徹底的に活用しましょう。
新タイヤ・PRIMACY 4の第一印象は、これまでよりもロードノイズがちょっと静かになったのでは?というところ。走って、止まって…というあたりの性能は、この夏も遠出の計画はありますし、これから確認していきたいと思います。
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