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傾きを直す

この週末は、昨年に続いて静岡県県民の森に行ってきました。今年も過酷な残暑が続く中、冷房が要らないどころか長袖でないとちょっと肌寒いほどの山の上で、のんびり避暑ができました。できれば、これからも毎年1回は足を運びたいですね。

…というのはともかく、先日からずっと気になったままだったのが、現在建築中の我が家の新しい倉庫。台風をやり過ごした後で、基礎が傾いていることが明るみに出ていました


私の記事を読んだ皆さんから、この状況を修正するための方法について、いくつか情報をいただきました。どのアドバイスにも共通するのは、倉庫をまるごと持ち上げて、基礎の下に砂利などを入れて水平に直してしまえばよい…という話。先日の段階では、そんなの無理では?と思っていたわけですが、手段はないわけではありません。現段階での倉庫全体の重さはせいぜい数百kgですから、このくらいなら手動の道具でも何とかなります。

車載のジャッキを使ってみます
車載のジャッキを使ってみます

実は、多くの家庭には、こんな仕事が十分可能な道具が既にあったりします。それは、自動車の常備品として、タイヤ交換の際などに使うために搭載されているジャッキ。我が家の愛車・ステップワゴンスパーダだと、総重量は1.7tほどもあるわけで、このジャッキなら倉庫の片隅を持ち上げるくらい楽勝のはずです。

これでは難しいようなら、さらに重いモノでもレバー操作で持ち上げられる油圧式のジャッキもあります。お値段も数千円程度…と意外に手頃なんですが、まずは車載のジャッキを使って試してみることにしました。


倉庫が基礎ごと持ち上がりました。沓石は宙ぶらりんに

ジャッキを、傾きの原因となった(≓沈んだ)と思われる沓石のすぐ脇の基礎に入れて、ゆっくりと持ち上げていきました。倉庫は基礎ごと持ち上がり、沓石は基礎から宙ぶらりんにぶら下がる状態に。載せておいた水準器も水平な状態に戻ってきました。

この状態から、さらにもう少しだけ持ち上げておき、沓石の脇を少し掘り返して、周囲の敷き砂利を少し拾って沓石の下に入れました。ここからジャッキを下ろしていけば、砂利が微妙に沈んで水平な状態で安定してくれる…という計算です。

水平・垂直に戻ってくれました

水準器の気泡は、無事水平・垂直の範囲に戻ってくれました。とはいえ、まだ安心はしていません。今回埋め戻した砂利の層がまだ沈み込むかも知れませんし、倉庫自体もまだまだ重くなっていきますし…様子を確認しながら進めたいと思います。


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